研究課題/領域番号 |
23K21546
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補助金の研究課題番号 |
21H03242 (2021-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 聖路加国際大学 |
研究代表者 |
吉田 俊子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (60325933)
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研究分担者 |
眞嶋 朋子 千葉大学, 大学院看護学研究院, 教授 (50241112)
水野 篤 聖路加国際大学, 聖路加国際病院, 医幹 (60701646)
鈴木 美穂 慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 教授 (70645712)
宮脇 郁子 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (80209957)
小宮山 伸之 聖路加国際大学, 聖路加国際病院, 顧問 (80312958)
山内 照夫 聖路加国際大学, 聖路加国際病院, 部長 (00593865)
山内 英子 聖路加国際大学, 聖路加国際病院, 部長 (50539088)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2024年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2023年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 心不全 / 循環器看護 / がん看護 / 循環器疾患 / がん治療後 / 心不全予防 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、がん治療後の循環器疾患患者の心不全発症・増悪予防の自己管理支援プログラムの構築を行い、その中・長期効果を検証することである。具体的には、がん治療後の循環器疾患患者の心不全発症・増悪因子の明確化を行う。がん治療後の循環器疾患患者の心不全リスクアセスメント方法、自己管理支援方法を検討する。がん治療後の循環器疾患患者の心不全発症・増悪予防の自己管理支援プログラムと看護職への教育プログラムを策定し検証を行う。
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研究実績の概要 |
前年度までの研究成果を踏まえ、腫瘍循環器領域における看護の役割モデル案を作成し、その看護ケア内容、および評価項目を検討した。具体的な項目として以下の内容について、がん治療前、がん治療中、がん治療後に設定に看護支援と患者評価項目の設定を行った。 1)ハイリスク患者・がん治療経過の把握、2)生活習慣、自己管理状況、3)がん治療と循環器疾患への認識と家族の理解、4)がん治療前、治療中、治療後の症状、検査値モニタリング、5)がん治療前、治療中、治療後の循環器症状のセルフモニタリング状況、6)身体活動状況、7)メンタルヘルスの状況、8)がん治療に関連した健康状態の把握 また、本プログラムの実行可能性について研究分担者、ならびにスウェーデンにおける循環器看護研究者との協議を行い、1)上記モデルでのセルフモニタリングへの支援を行うための方略、ならびに2)継続した看護支援の重要性と啓発、3)日本での教育体制としての腫瘍循環器領域における看護師の役割として、予防から終末期に至るまで、患者ケアを調整し、患者、家族、介護者、その他の医療チームメンバーを含め教育を提供することの重要性が示された。特に外来以降のアセスメント項目の評価体制については、患者とのツールとしてchat機能を活用するなどの安価なコミニュケーションツールを用いることでの効果について議論を行った。上記を踏まえ、作成したモデルを用いた教育プログラムには、基本的に必要な内容を確認できる外来での看護職や医療者への啓発内容について検討を行っていくこととした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
海外研究者との連携を図ることに時間を要した。
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今後の研究の推進方策 |
海外研究者を含め施設間の連携を強化して進めていく。
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