研究課題/領域番号 |
23K21555
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補助金の研究課題番号 |
21H03254 (2021-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 高知県立大学 |
研究代表者 |
中野 綾美 高知県立大学, その他の研究科, 特任教授 (90172361)
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研究分担者 |
野嶋 佐由美 高知県立大学, 看護学部, 特任教授 (00172792)
大川 宣容 高知県立大学, 看護学部, 教授 (10244774)
森下 安子 高知県立大学, 看護学部, 特任教授 (10326449)
池添 志乃 高知県立大学, 看護学部, 教授 (20347652)
佐東 美緒 活水女子大学, 看護学部, 教授 (20364135)
高谷 恭子 高知県立大学, 看護学部, 准教授 (40508587)
中村 由美子 天使大学, その他の研究科, 教授 (60198249)
源田 美香 高知県立大学, 看護学部, 助教 (60849826)
中平 洋子 聖カタリナ大学, 看護学部, 教授 (70270056)
有田 直子 高知県立大学, 看護学部, 講師 (70294238)
畦地 博子 高知県立大学, 看護学部, 教授 (80264985)
嶋岡 暢希 高知県立大学, 看護学部, 准教授 (90305813)
岩崎 順子 高知県立大学, 看護学部, 講師 (90584326)
田之頭 恵里 高知県立大学, 看護学部, 助教 (90758905)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
15,470千円 (直接経費: 11,900千円、間接経費: 3,570千円)
2024年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2023年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2022年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | エンド オブ ライフケア / 家族との協働 / 看護実践能力 / 遠隔教育プログラム / エンドオブライフケア / エンド オブ ライフケア |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、我が国の文化に即して、多様な価値観を持つ家族を理解し、「その人にとっての最善」を家族と共に考えることが重要であることに注目し、『家族との協働型エンドオブライフケア実践能力を高める看護遠隔教育プログラム』を開発し、その効果を検証する。本教育プログラムは、様々な保健医療福祉の場の看護者に活用可能なものとし、遠隔教育により地域格差なく、看護者のエンドオブライフケア実践能力を高める教育ツールとして開発する。
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研究実績の概要 |
本研究では、我が国の文化に即して、多様な価値観を持つ家族を理解し、「その人にとっての最善」を家族と共に考えることが重要であることに注目し、『家族との協働型エンドオブライフケア実践能力を高める看護遠隔教育プログラム』を開発し、効果を検証することを目的とする。本年度の目標は、第1局面である家族との協働型エンドオブライフケアの看護支援行動、コンピテンシーの構成要素の特定を目的とし〈Step1~3〉に取り組んだ。Web会議システムを用いて全体会議を4回開催した。〈Step1〉では、研究者らが開発したケアガイドラインも参考にしながら国内外の過去10年程度の文献を収集し、家族との協働型エンドオブライフケアの看護支援行動(案)を抽出し、現在、文化的特徴を考慮し検討している。〈Step2〉では、日本国内の既存の文献や学会から発表されているエンドオブライフケアの看護実践能力における書籍やガイドライン、ファミリーセンタードケアガイドライン等の海外文献等を用いて、システマティックレビューによる家族との協働型エンドオブラウフケアのコンピテンシーの抽出に取り組んでいる段階である。これらと並行して〈Step3〉の研究者間でブレインストーミングを行っている。また、本研究プログラムを看護学士教育卒業時の「理解できる」レベルから、病院、在宅、施設など、あらゆる場でその人と家族のエンドオブライフを「支えることができる」レベルへと看護実践能力を高めていく効果的な継続教育プログラムと位置付け、日本看護協会のラダーレベルⅢの看護師が理解できる内容とし、本遠隔研修プログラムを終えて、学んだ知識を活用して家族と協働してエンドオブライフケアができることをゴールとした。家族と協働するためのエンドオブライフケアに必要な基礎知識とする【総論】と【各論】の2部構成とする教育プログラムの骨子の作成を現在検討している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、対面で予定していた研究者全体会議がすべてWeb会議システムを用いたオンライン会議となったため、研究全体の計画全体の進め方や検討事項の推進にむけたコンセンサスを得ていくための会議を重ねることが必要となり、当初計画よりもやや時間を要することとなった。また、エンドオブライフケアに関する研究や実践に携わっている研究者、専門看護師にフォーカスグループを開催し、「看護支援行動」「コンピテンシー」について意見を収集する予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大状況を鑑み中止せざるを得なかった。
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今後の研究の推進方策 |
『家族との協働型エンドオブライフケア実践能力を高める看護遠隔教育プログラム』は、様々な保健医療福祉の場の看護者に活用可能なものとし、遠隔教育により地域格差なく、看護者のエンドオブライフケア実践能力を高める教育ツールとして開発することを目的としている。本年度の目的である第2段階として、教育内容の検討、展開方法の検討、教育プログラム案を作成していく。現在検討している【総論】と【各論】の2部構成とした教育プログラムの骨子を具体的に作成し、効果的な教育プログラムとして詳細なコンテンツを作成していく。コンテンツの作成は、研究分担者を5班に分け、班会議を開催し、同時並行で進めていく。一方、教育プログラムとして一貫性が保たれるように、全体会議を開き、検討を進めていく。新型コロナ感染の収束状況をみながら、エンドオブライフケアに関する研究や実践に携わっている研究者、専門看護師によるフォーカスグループを開催し、「看護支援行動」「コンピテンシー」について意見を収集し、家族との協働型エンドオブライフケアの看護支援行動及びコンピテンシーの洗練化を行っていく。
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