研究課題/領域番号 |
23K21557
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補助金の研究課題番号 |
21H03256 (2021-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 北里大学 (2024) 順天堂大学 (2021-2023) |
研究代表者 |
鈴木 紀子 北里大学, 健康科学部, 教授 (70460574)
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研究分担者 |
篠原 光代 順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (00301507)
井村 英人 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (10513187)
佐久間 千里 愛知学院大学, 歯学部, 歯学部研究員 (40849709)
吉田 磨弥 (大野磨弥) 愛知学院大学, 歯学部, 歯学部研究員 (70760718)
清水 三紀子 藤田医科大学, 保健衛生学部, 講師 (90402627)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
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キーワード | 妊婦 / 口臭 / 歯周病 / 口腔ケア / つわり / 歯肉炎 |
研究開始時の研究の概要 |
継続課題のため記入しない。
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研究実績の概要 |
妊娠初期の妊婦を対象に歯周病関連菌と口臭との関連を検討した。妊娠初期の妊婦95名から同意を得ることができた。各対象者からは、口臭測定として、オーラルクロマを用いてCH3SH(メチルメルカプタン、歯周病に特有の口臭)の測定を実施した。また、歯周病関連 菌の測定として、Prevotella intermedia(P.i菌)、Porphyromonas gingivalis(P.g菌)を測定した。 妊娠初期の妊婦95名の平均年齢は34.4±4.0歳(最小22歳、最大43歳)であった。平均妊娠週数は9.9週、初産婦74名、計産婦21名であった。 オーラルクロマによるCH3SH(メチルメルカプタン)の測定平均は48.27±135.5ppbであった。P.i菌の測定平均は860.1±2880.9(実測値コピー/10μL唾液)、P.g菌の測定平均は666.4±2623.0(実測値コピー/10μL唾液)であった。口臭測定値と歯周病関連菌との関連をPearsonの相関にて検討した。その結果CH3SH(メチルメルカプタン)とP.i菌は正の相関(r=0.452,p<0.001)、CH3SHとP.g菌も正の相関がみられた(r=0.479,p<0.001)。昨年度実施した一般成人女性の結果では、口臭測定値と歯周病菌との関連は、P.i菌のみに弱い正の相関が認められていたが、今回の妊婦の場合はP.i菌だけではなくP.g菌も相関が認められた点が一般成人女性との違いであった。 妊娠中の口腔ケア実施に伴う困ったことやつらかったことでは、つわり症状がある妊婦では「はみがきがつらい」「はみがきができない」と感じていた。つわり症状がある妊婦でも、歯磨き回数は平均2回実施しているが、「歯磨きにかける時間を短時間にする」「うがいを多くする」などの対処行動をとっていた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2023年度は妊娠初期の妊婦のデータ収集を実施した。これまでに一般成人女性と妊婦のデータをとってきたが、まだ総数は目標値(各100名)には達していない。今後は対象数を増やし、エビデンスを高めていく必要がある。妊婦および一般成人女性のデータを増やすことで、双方の比較検討を行っていく必要がある。
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今後の研究の推進方策 |
妊婦および一般成人女性のデータを増やし、比較検討していく。
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