研究課題/領域番号 |
23K21598
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補助金の研究課題番号 |
21H03319 (2021-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
江川 達郎 京都大学, 人間・環境学研究科, 准教授 (00722331)
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研究分担者 |
木戸 康平 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 研究員 (50822730)
後藤 勝正 (山下勝正) 豊橋創造大学, 保健医療学部, 教授 (70239961)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2024年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2023年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2022年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
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キーワード | 糖化ストレス / AGEs / 骨格筋 / 一次繊毛 / 筋芽細胞 / RAGE / 糖化 / 筋細胞膜 / 細胞膜脆弱性 / 老化 / 筋細胞膜脆弱化 / 細胞接着 / 細胞膜損傷 |
研究開始時の研究の概要 |
生体内で生じる「糖化ストレス」は骨格筋の量や機能の低下(退行変化)を招く。しかし、その分子機序が明確でないため、本研究では糖化ストレスを感知する受容体receptor for advanced glycation end products(RAGE)の関与解明および筋細胞膜の安定性への影響解明を行う。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、糖化ストレスによる骨格筋退行変化の分子機序解明を行うことである。特に、糖化ストレスを感知する受容体receptor for advanced glycation end products(RAGE)の関与解明および筋細胞膜の安定性への影響解明の2点に着目した解析を行う。本研究により、糖化ストレスによる骨格筋退行変化の分子機序を明らかにすることで、骨格筋適応を制御する生体システムの解明および糖化ストレスに着眼した筋機能の向上や低下予防のための新たな手段の構築に貢献できる。 昨年度の実績報告にて、RAGE floxマウスの再作出を進めていることを報告した。しかし、2段階目のloxp配列のノックインが上手くいかず、ノックイン手法を再検討したため、いまだ作出には至っていない。次年度4月には2段階目のノックインに再チャレンジする。 上記マウスの作出と並行して、糖化ストレスが筋芽細胞の一次繊毛に与える影響を検討した。C2C12筋芽細胞をグリセルアルデヒド由来AGEs(1 mg/ml)を含むDMEM培地中でインキュベートしたところ、一次繊毛の長さが短くなることが明らかになった。またRAGE拮抗剤であるFPS-ZM1の添加により、上記変化は妨げられた。以上の結果は、糖化ストレスがRAGEを介して筋サテライト細胞の一次繊毛の発現を低下させ、筋増殖シグナルを阻害する可能性を示唆するものである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
RAGE floxマウスを再作出が上手くいっておらず、当初の計画よりやや遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
次年度の早期の段階でRAGE floxマウスが作出できる予定である。作出できた場合は、骨格筋Cre発現マウスとの交配により、コンディショナルKOマウスを作出し、これまでに明らかにした糖化ストレスによる筋細胞膜脆弱化に対するRAGEの関与を明らかにしていく、作出できなかった場合は、作出方法の再検討を進めるとともに、RAGE阻害剤を用いた検討に切り替えていく。
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