研究課題/領域番号 |
23K21600
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補助金の研究課題番号 |
21H03322 (2021-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
福原 幸樹 広島大学, 病院(医), 理学療法士 (80644971)
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研究分担者 |
長谷川 博 広島大学, 人間社会科学研究科(総), 教授 (70314713)
三上 幸夫 広島大学, 病院(医), 教授 (80422129)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
15,730千円 (直接経費: 12,100千円、間接経費: 3,630千円)
2025年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2024年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2023年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | パラスポーツ / 体温調節反応 / 熱中症 / 暑熱対策 / 下肢切断者・選手 / 発汗特性 / 熱中症対策 / 障がい者スポーツ / 体温調節機構 |
研究開始時の研究の概要 |
下肢切断者は熱放散に必要な体表面積が小さいため、体温が上昇しやすいと考えられていたが、暑熱環境下運動中の深部体温は健常者と差がなく、多くの発汗(代償性発汗)により体温を調節することを私たちは報告した。しかし、下肢切断者の発汗反応がなぜ高まるのかという根拠までは示せておらず、基礎的研究では発汗量や脱水症の程度をリアルタイムにモニタリングできないという問題があった。さらに、下肢切断という身体障がい特性を考慮した暑さ対策については明らかになっていない。これらの課題を研究成果から明らかにできればパラスポーツ分野での暑熱対策に役立つ。
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研究実績の概要 |
運動や入浴などにより体温を38.5℃まで上げることを連日行うと、熱放散に必要な発汗量が増え、暑さに慣れたからだになる。これを暑熱順化といい、暑熱対策に重要である。パラスポーツ分野では脊髄損傷者の暑熱順化に関する研究報告が一部あるが、その他の身体障がい者についてはわかっていない。 これまでに私たちは暑熱順化していない下肢切断者が暑い環境で持久性運動を行うと、健常者よりも発汗反応を高めることで体温を調節することを報告した(Hasegawa H, 2020; Fukuhara K, 2021)。ここでの学術的問いは、すでに高い発汗反応を示す下肢切断者は健常者のように暑熱順化しないのではないか、と考えた。この問いが明らかになれば、下肢切断者の暑熱順化に関する知見が得られ、適切な暑さ対策を提案する一助となる。 そこで本年度では、39℃の温水に乳頭ラインまで30分間浸かり、これを7日間連続で行う暑熱順化トレーニングを実施した。しかし、症例数が少なく、次年度以降も継続する。下肢切断という身体障がい特性を考慮した暑熱対策を検討することはパラスポーツ分野の発展に貢献する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
症例数が少ないため次年度も継続する。
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今後の研究の推進方策 |
症例数を増やすことで研究の推進を図る。
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