研究課題/領域番号 |
23K21612
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補助金の研究課題番号 |
21H03341 (2021-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
秋間 広 名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 教授 (40292841)
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研究分担者 |
安藤 良介 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ科学・研究部, 研究員 (10804792)
片寄 正樹 札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (50221180)
田中 憲子 (石黒憲子) 名古屋大学, 総合保健体育科学センター, 准教授 (70439280)
吉子 彰人 中京大学, 教養教育研究院, 講師 (70825124)
谷口 圭吾 札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (90381277)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
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キーワード | エコー強度 / 骨格筋 / 屍体 / 超音波断層装置 / 膝伸展筋力 / 筋の質 / 筋エコー強度 / エコー減衰 |
研究開始時の研究の概要 |
超音波断層装置を用いて,ヒト骨格筋の特性を調べることができる.例えば,非常にトレーニングされている人の超音波画像では骨格筋の色が濃く見え,全体が黒っぽく観察できる.一方,普段から運動等を行わない人の骨格筋には白っぽい部分が霜降り状に分布しているのが確認できる.これらの見た目での違いを超音波画像では定性的に評価できるため,ヒト骨格筋の質を評価できる考えられており,世界中の関連研究者がこの手法を用いて研究を行っている.本研究ではこの特性を利用して,ヒト骨格筋の特徴について調べることを目的として研究を進めるものである.
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研究実績の概要 |
本研究ではヒト骨格筋の質について評価し,筋の質というのはどのような特性があるのかについて調べることを目的とした.特に今年度は超音波断層装置を用いて,ヒト骨格筋の横断画像を撮影して,筋エコー強度が筋厚と筋断面積とどのような関係にあるのかについて検討することを目的とした. 成人男性40名(年齢:21.6 ± 1.2歳,身長:172.6 ± 6.2 cm,体重:64.3 ± 9.5 kg,BMI:21.5 ± 2.7 kg/m2)が実験に参加した.身長,体重,年齢等の身体特性,超音波断層装置により大腿中央部の横断画像を撮影し,大腿直筋,中間広筋,外側広筋におけるエコー強度,筋厚および筋断面積を計測した.また,膝関節角度90度における等尺性最大膝伸展筋力の測定を行った.40名の参加者を大腿直筋のエコー強度を基準にして,高エコー強度群と低エコー強度群の2群に分類し,エコー強度の違いが他のパラメータに及ぼす関係性について検討した.その結果,高エコー強度群においては,中間広筋エコー強度と中間広筋筋断面積と有意な正の相関関係が認められ (r = 0.615, P < 0.01),また中間広筋エコー強度と中間広筋筋厚と有意な正の相関関係が認められた (r = 0.699, P < 0.01).一方,低エコー強度群においては,大腿直筋エコー強度と大腿直筋筋断面積(r = 0.615, P < 0.01)との間に,また外側広筋エコー強度と外側広筋筋厚との間に有意な正の相関関係が認められた (r = 0.599, P < 0.01).さらに,大腿直筋エコー強度と大腿直筋筋厚(r = 0.615, P < 0.01)との間および外側広筋エコー強度と外側広筋筋厚との間に有意な正の相関関係が認められた (r = 0.563, P < 0.01).以上の結果からエコー強度の違いは筋によって異なることが示され,エコー強度が筋力発揮に対して何らかの影響を及ぼしているのか,あるいは神経性の因子等に影響されているのか,あるいはその両者の影響なのか明らかにできることを望む.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初予定していた研究を着実にすすめられており,また,研究成果も少しずつ蓄積されつつあるため.
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今後の研究の推進方策 |
今回得られた研究では筋エコー強度の高い群と低い群に2群に分け,その両群において筋力発揮とどのような関係にあるのかについて検討した.今後については,研究で得られた成果を国内や海外の学会で発表していくこと,およびその成果を学術論文として発表していくことが必要であると考えている.
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