研究課題/領域番号 |
23K21618
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補助金の研究課題番号 |
21H03350 (2021-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 |
研究代表者 |
豊田 優 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 分子生体制御学, 講師 (80650340)
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研究分担者 |
松尾 洋孝 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 分子生体制御学, 教授 (00528292)
高田 龍平 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (90376468)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2024年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2023年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2021年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | トランスポーター / 尿酸 / 体質 / 個人差 / 健康科学 |
研究開始時の研究の概要 |
健康診断の測定項目でもある尿酸は、その体内量を適切に維持することが高尿酸血症や痛風の予防・健康維持にとって重要です。尿酸の体内動態制御には、尿酸輸送体の働きが必須であることが知られていますが、2010年代初頭までに見出された尿酸輸送体だけでは、その全容の説明は困難であり、未知の尿酸輸送体の存在が確実視されていました。私たちは、ごく最近、生理的に重要な尿酸輸送体を新たに見いだすことに成功しており、将来的な医療への応用や尿酸動態制御機構の全容理解にむけて、本研究ではその成果をさらに発展させていく計画です。
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研究実績の概要 |
尿酸はヒトにおけるプリン体の最終代謝産物であり、その体内量を適切に維持することが高尿酸血症や痛風の予防・健康維持にとって重要である。尿酸の体内動態制御には、尿酸輸送体の働きが必須であることが知られているが、2010年代初頭までに見出された尿酸輸送体だけでは、その全容の説明は困難であり、未知の尿酸輸送体の存在が確実視されていた。新規尿酸輸送体を新たに見出すことに成功してきた申請者らは、その病態生理学的重要性の理解を糸口として、尿酸動態制御機構の全容理解にむけた課題を解決することを目指し、本研究を進めている。2023年度における代表的な成果等を以下に記す。 ビタミンC輸送体として知られるSLC23A2(別名:SVCT2, sodium-dependent vitamin C transporter 2)が新規尿酸輸送体でもあることを論文発表した。ナトリウム依存的な尿酸輸送を担うという分子特性を利用して、SLC23A2との共発現を利用した、培養細胞を用いた尿酸排泄活性測定系を新たに考案することにも成功した。排泄型の尿酸輸送体として知られるABCG2を用いた検討の結果、当該実験系が今日導入した遺伝子の尿酸排泄活性を定量的に評価できることが明らかとなった。また、上記ABCG2の遺伝的多様性に注目した解析を行い、一部の変異について稀な血液型の原因となる分子基盤を見出すことができたため論文発表した。さらに、共同研究者らと、尿酸異常症に関する最新の知見をまとめた総説を共同発表することもできた。これら一連の成果は、尿酸動態制御機構の全容理解に貢献するものであり、本研究の進展と合わせて、さらなる発展が期待される。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
昨年度に引き続き、論文発表という形で関連成果を報告することに成功しており、翌年度以降も新たな成果を報告できる見込みである。引き続き研究を進めており、全体の進捗状況はおおむね順調であると考えられるため、おおむね順調に進展していると判断した。
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今後の研究の推進方策 |
研究最終年度目となる次年度(2024年度)では、今年度(2023年度)までに得られた成果をさらに発展させる。また、現在投稿(準備)中の論文については、できる限り早い段階でのアクセプトを目指して研究を進めるとともに、これまでに発表した成果について、より広く社会に向けて発信することを引き続き試みる。本研究をさらに発展させることで尿酸動態制御機構の全容理解に貢献できるよう、研究分担者らとの連携をよりいっそう深め、今後も多角的な視点から研究を進めることを基本的な方針とする。また、研究最終年度にあたることを踏まえ、本研究期間全体を通じて得られた成果の取りまとめにも着手する予定である。
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