研究課題/領域番号 |
23K21656
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補助金の研究課題番号 |
21H03418 (2021-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60050:ソフトウェア関連
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
紙名 哲生 大分大学, 理工学部, 准教授 (90431882)
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研究分担者 |
増原 英彦 東京工業大学, 情報理工学院, 教授 (40280937)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2024年度)
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配分額 *注記 |
12,740千円 (直接経費: 9,800千円、間接経費: 2,940千円)
2024年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2023年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 分散リアクティブプログラミング / サーバレス / 理論化 / 整合性 / チェックポイント / リアクティブプログラミング / 時系列データベース / 言語設計 / 分散システム / 分散永続シグナル / id解決 / 時刻印方式 / オープンアーキテクチャ / 永続シグナル / シグナルクラス / 計算体系 / SignalJ / マイクロフロントエンド |
研究開始時の研究の概要 |
Society 5.0の実現のためには,人やモノとソフトウェアとのインタフェースが多様化し,それを様々なサービスと高度に融合させる取り組みが不可欠である.しかしながら,インタフェースやサービスの分野で成功している個々の技術を組み合わせて用いるとき,実際には多くの問題が伴う.本研究では, 個々のインタフェースやサービスをシグナル(時変値)として抽象化し,それらの組み合わせの大規模化・永続化がシームレスに行えるリアクティブプログラミング言語を設計し,その処理系を構築することによってこの問題を解決する.
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研究実績の概要 |
永続シグナルを、Webフロントエンドから利用できるようにした。特に、前年度において構築したJavaScript内の永続シグナルDSLにおける問題点(永続シグナルが多プロセス間(ネットワーク上の他ホスト含む)で共有されたときに、他プロセスで更新される永続シグナルの値更新時の即時的な計算ができない)を解決し、JavaScriptにおける永続シグナルの仕組みを、SignalJのそれと同等なものとした。これにより、永続シグナルはバックエンド/フロントエンドの区別無く利用するものとなり、本研究が目指すものは多層プログラミング言語からサーバレスな言語へと変貌した。
また、分散永続シグナルの理論や実装の精緻化に取り組んだ。実装としては、ある時点以前の永続シグナル間の内容を整合させるチェックポイント機構を実現した。理論としては、初年度に取り組んだSignalJの核言語を基に、個々の永続シグナルをプロセスとしてモデル化したプロセス計算(永続シグナル間の値伝播を表現)をその核言語に統合し、シングルスレッド抽象(SignalJユーザの視点)に並行プロセスとしての永続シグナル(値伝播の視点)を取り入れた新たな計算体系を実現した。この体系において、チェックポイント機構の整合性(チェックポイントとして記録された時刻印以前の値伝播の記録は、永続シグナルの定義と必ず整合する)を保証する定理を証明した(投稿中)。
永続シグナルは時系列データベースを内包する仕組みであるが、その存在は暗黙的であるため、永続シグナルを定義する際に時系列データベースを意識することはない。そのため、永続シグナルの定義を変更する際には、時系列データベースのスキーマが暗黙的に変わらなければならない場合がある。それを実現するため、既存のデータベーススキーマ進化言語をもとに、永続シグナルのための進化言語について、理論的な検討を行った(投稿中)。
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現在までの達成度 (段落) |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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