研究課題/領域番号 |
23K21729
|
補助金の研究課題番号 |
21H03560 (2021-2023)
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2021-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62020:ウェブ情報学およびサービス情報学関連
|
研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
伊藤 一成 青山学院大学, 社会情報学部, 教授 (20406812)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
|
配分額 *注記 |
8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | ピクトグラム / プログラミング / 高等学校情報科 / 情報デザイン / ピクトグラミング |
研究開始時の研究の概要 |
ピクトグラムは,世界共通の記号表現として世界中で用いられている.ピクトグラムコンテンツ作成環境「ピクトグラミング」およびその派生アプリケーション群を開発し,Webで公開している.ピクトグラムは自身との同一視効果や感情移入効果があると言われており,人間活動の中にピクトグラム(特に人型ピクトグラム)を有機的に組み入れることで同調的学習の促進が期待できる.ピクトグラミングは,初学者向けの情報デザインとプログラミング学習環境の視点で開発してきた.今回活用対象を教育分野以外にも広げ,新たに不特定多数のユーザを対象としてコンテンツやコードを共創,共有する仕組みを構築する.
|
研究実績の概要 |
既に研究代表者がインターネット上で公開済みのピクトグラム自体を制作できるアプリケーション「ピクトグラミング」及びその派生アプリケーションで作成したピクトグラムコンテンツの共創,共有プラットフォーム「ピクトグラミーティング」の構築を完了し,現在いくつかの授業でテスト中である.ピクトグラムコンテンツの共有と,それに対応するプログラムやメタコンテンツの共有と,2種の異なるメディア表現で独立に共有されるのが特徴で,これはピクトグラムという抽象度の極めて高いコンテンツゆえ にできる共創・共有のプラットフォームと考える. 高等学校必履修科目情報Iの「コミュニケーションと情報デザイン」では,Webコンテンツの制作を題材とした実習が想定される.しかし,時数が限られているため,マークアップ言語HTMLやスタイルシート言語CSSの理解に加え,商用Webサイトの品質に匹敵するデザインの作成は困難である.そのため,簡易的にWebコンテンツの制作が可能な学習環境が求められている.今年度はさらに,マークアップ言語HTMLやスタイルシート言語CSSの記法の学習に特化しつつも,デザインに関しても学習することができるアプリケーション「ピクタグラミング」の開発も実装し,それについても「ピクトグラミーティング」と連携できるようにも実装し評価した.また,そのようなピクトグラムを構成素に用いるアプリケーションから副次的にメタコンテンツを共有する手法についても検討した.
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ピクトグラムコンテンツの共創,共有プラットフォーム「ピクトグラミーティング」の構築においては従前想定していた機能については実装を完了し,現在いくつかの授業で実践しテスト中である.よって概ね順調に進展している.
|
今後の研究の推進方策 |
実際の教育現場で試用を進めているが,事前に想定していなかった色々な利用想定が追加で発生し,また多少の(本質的な部分ではない)実装上の不具合もいくつか見つかったため,来年度は従来予定していた評価に含め,不具合の解消や,用途に応じたカスタマイズが可能な仕組みを追加で年度初頭に追加実装する予定である.
|