研究課題/領域番号 |
23K21880
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補助金の研究課題番号 |
22H00608 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01030:宗教学関連
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研究機関 | 静岡文化芸術大学 |
研究代表者 |
青木 健 静岡文化芸術大学, 文化政策学部, 教授 (50745362)
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研究分担者 |
モハッマド モインウッディン 大阪大学, 大学院人文学研究科(人文学専攻、芸術学専攻、日本学専攻), 助教 (50714664)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2026年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ゾロアスター教 / イスラーム神秘主義 / ムガル帝国 / デリー・スルターン朝 / インド・イスラーム文化 / アーザル・カイヴァーン / インド・イスラーム / ペルシア語辞書 / デリー・サルタナット朝 / イラン神秘主義 |
研究開始時の研究の概要 |
アーザル・カイヴァーン学派のペルシア語文献は、イランのテヘラン、インドのパトナー、タジキスタンのドゥシャンベなど、世界各地に散在している。本研究では、可能な限りそれらを蒐集し、アーザル・カイヴァーン学派の思想の復元を目指す。その上で、中世イラン・インド思想史上に於いて、この特異なゾロアスター教神秘思想家集団がどのような位置付けを占めるのかを検討し、中世イラン・インド思想全体の構造を見極める補助線としたい。
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研究実績の概要 |
アーザル・カイヴァーン学派研究に関するアウトプットは、以下の通りである。①アーザル・カイヴァーン学派研究に関して、2015年~2023年の研究成果を纏めた日本語の単著『アーザル・カイヴァーン学派研究・第1巻-中世イラン・インド思想史-』を刀水書房から出版した(2023年12月)。それ以降の研究成果として、②「アーザル・カイヴァーン学派研究8」を『慶應義塾大学部言語文化研究所紀要』誌上に公表した(2024年3月)。また、③2021年にペルシア語で『アーザル・カイヴァーン:生涯・業績・遺産』との単著が出版されたので、それへの日本語の書評を『東洋学報』誌上に公表した(2022年12月)。④その英語版は、『現代の叡智:イラン現代人文文化研究』誌上に公表した(2023年4月)。更に、⑤アーザル・カイヴァーン研究に興味を持った理由に関して、テヘランのゾロアスター教徒出版社からインタビューを受け、その成果は『アモルダード論集』誌上でペルシア語で公表された(2023年5月)。 アーザル・カイヴァーン学派研究に関するインプットは、以下の通りである。①研究分担者に依頼して、インド・パトナーにあるペルシア語写本を蒐集した。②ドイツ人研究者を招いて、ヨーロッパに於ける研究状況に関する情報を蒐集した。③タジキスタン人研究者を招いて、タジキスタン・アカデミーが所蔵するペルシア語写本を蒐集する可能性を検討した。④オリエント学会(2023年10月)で研究成果を発表し、フィードバックを得た。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2022年度は、今までに得た研究の蓄積をアウトプットする作業に重点を置き、単著、論文、研究発表のいずれに関しても、支障なく遂行できた。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、資料蒐集作業に重点を移したい。インド・ビハール州のパトナーにあるペルシア語写本と、タジキスタン・ドゥシャンベのアカデミーにあるペルシア語 写本の入手が最大の課題である。いずれの写本図書館に関しても、大使館の紹介状や現地の研究者の紹介状などを入手した上で、最終的には自分で訪問して閲覧 を申請するしかない。それが許可される保証はないが、その可能性を最大限に高める手は打っていきたい。
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