| 研究課題/領域番号 |
23K21938
|
| 補助金の研究課題番号 |
22H00666 (2022-2023)
|
| 研究種目 |
基盤研究(B)
|
| 配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
|
| 研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
澤田 浩子 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (70379022)
|
| 研究分担者 |
長田 友紀 筑波大学, 人間系, 准教授 (70360956)
唐木 清志 筑波大学, 人間系, 教授 (40273156)
蒔苗 直道 筑波大学, 人間系, 准教授 (40345939)
山本 容子 筑波大学, 人間系, 准教授 (40738580)
米田 宏樹 筑波大学, 人間系, 教授 (50292462)
三盃 亜美 筑波大学, 人間系, 助教 (60730281)
徳永 智子 筑波大学, 人間系, 准教授 (60751287)
井出 里咲子 筑波大学, 人文社会系, 教授 (80344844)
山元 一晃 金城学院大学, 文学部, 講師 (70799866)
大江 元貴 青山学院大学, 文学部, 准教授 (30733620)
落合 哉人 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 研究系, 助教 (00962226)
酒井 晴香 東京国際大学, JLI, 講師 (50980885)
|
| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2026-03-31
|
| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
|
| 配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2025年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2024年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2022年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
|
| キーワード | CLD児 / 外国人児童生徒 / 日本語学習支援 / 教科学習支援 / 言語データベース |
| 研究開始時の研究の概要 |
本研究では、文化的・言語的に多様な背景を持つ子ども(Culturally, Linguistically Diverse Children: CLD児)の「学びの場」の言語活動データを収集し、公開可能なデータベースとして構築する。日本語学習、教科学習、キャリア学習などの多様な「学びの場」における言語活動を横断的に記録するとともに、最長6年間にわたって変容を追うことのできる縦断的なデータを蓄積する。その上で、語彙、文・談話、相互行為、ナラティブの観点から包括的に言語使用のあり方を分析し、CLD児の言語能力の総体的な把握に定量的なアプローチがどの程度可能か検証を行う。
|
| 研究実績の概要 |
2024年度は、2023年度までに収集したCLD児の言語活動データをもとにコーパスの整備を行ない、パイロット版コーパスをもとに、語彙・文型、談話ストラテジー等の観点から分析を行い、研究会を実施した。 (1) コーパスの概要:茨城県の公立中学校・高等学校の生徒を対象に、大学生等が実施した学習支援活動(オンライン・対面)を映像・音声にて記録し、コーパス化したものである。アセスメント場面はDLA<話す><書く>を実施したもので、<話す>はCLD生徒48名78件(形態素数220,123短単位)、日本語母語話者生徒14名14件(形態素数21,056短単位)の対話データ、<書く>はCLD生徒22名38件、日本語母語話者生徒9名9件の作文データがテキスト化されている。日本語学習場面は、大学生等が中学校生徒を対象にオンラインで日本語学習支援を行った際のもので、CLD生徒8名40件(形態素数189,251短単位)がテキスト化されている。以上のコーパスはいずれもELANデータ、テキストデータ、短単位解析データ、長単位解析データからなる。 (2) コーパスの整備にあたって:本年度は、上記のテキストデータに対して、話者情報・言語活動情報のタグづけを行い、短単位・長単位解析を行なった検索分析用のデータの整備を中心に行なった。まず、コーパス中に出現する個人情報(氏名・学校名等)の匿名化を行い、話者情報(生徒/アセッサー/他の教員/他の生徒)を付与した。また話者のうち「生徒」については、母語・使用言語、来日時期・滞日期間(月数)、収録時点での日本語ステージ情報をタグとして付与している。また、言語活動情報には、活動場面(オンライン/対面)、アセスメント場面はDLAの各タスクのタスク種別と番号を付与した。これらの作業により、パイロット版が完成しており、各種条件づけでの検索や統計処理が可能となっている。
|
| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
2: おおむね順調に進展している
理由
研究期間全体で予定しているデータベース構築の計画に沿って、順調にデータの収録・処理が実施されており、2024年度にはパイロット版の構築が完了している。最終年度の2025年度には、研究協力者間でデータベースをもとにした分析を進め、研究会活動をより活性化させるなど論文化を推進し、随時、発表・公刊を行なっていく予定であり、こちらもおおむね順調に進展している。
|
| 今後の研究の推進方策 |
2025年度は、パイロット版のデータベースを限定公開できるよう最終的な整備を行う。また、データベースをもとに、研究協力者間で言語分析を進め、研究会活動をより活性化するなどして、論文の公刊を推進する。 言語分析は、具体的には、1. 語彙・コロケーションの獲得、2. 文・談話の生成行動、3. コミュニケーション・ストラテジー等を含む相互行為、4. ナラティブ、の4つの言語的階層における研究を予定しており、さらにこれらの階層を包括的に捉える統合的研究を加える。1、2、3については、2024年度までにそれぞれ一定の成果を得ることができており、2025年度はその知見をもとに、4及び統合的研究においても分析結果を出すことを目指す。
|