研究課題/領域番号 |
23K21955
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補助金の研究課題番号 |
22H00683 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 神奈川大学 |
研究代表者 |
鈴木 慶夏 神奈川大学, 外国語学部, 教授 (80404797)
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研究分担者 |
西 香織 明治学院大学, 教養教育センター, 教授 (70390367)
張 恒悦 早稲田大学, 文学学術院, 准教授(任期付) (70411171)
建石 始 神戸女学院大学, 文学部, 教授 (70469568)
岩田 一成 聖心女子大学, 現代教養学部, 教授 (70509067)
夏 海燕 神奈川大学, 外国語学部, 准教授 (80727933)
中田 聡美 大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 准教授 (80783183)
古川 裕 大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 教授 (90219105)
清原 文代 大阪公立大学, 国際基幹教育機構, 教授 (90305607)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2024年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2023年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2022年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | 中国語 / 教育文法 / 談話文法 / バックワードデザイン / ユーザー中心設計 / 負担軽減化 / 教案化 / 体系化 / ユーザー視点 / 事例研究 / 中国語教育文法 / 実用化 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究課題は、多様化する中国語教育環境において、文法教育の負担を軽減し、かつ、効果をあげられる中国語教育文法を構築するために、学習者と教授者が従来の文法体系に合わせようとするのではなく、学習者と教授者の多様性に合わせられる中国語教育文法の設計を目的とする。目的実現の手段として、学習者が学習対象となる文法事項を使う(即ち、必要な表現形式を具体的な場面や状況に位置づける)ための情報を整序することを目指している。
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研究実績の概要 |
本研究課題は、多様化する中国語教育環境において、文法教育の負担を軽減し、かつ、学習効果をあげられる中国語教育文法の構築を目的に、学習者と教授者が従来の文法体系のあり方に合わせようとするのではなく、学習者と教授者の多様性に合わせられる中国語教育文法の設計を目指している。目的実現の手段として、主に、(1)文法説明を平易にする方法を提示すること・内部構造がより単純な表現形式の有用性を明示すること、(2)学習者が学習対象となる文法事項を使う(即ち、必要な表現形式を具体的な場面や状況に位置づける)ための情報を整序することに焦点を当てている。 2023年度は、この(1)(2)の点を中心課題とするワークショップを2回主催した。 第1回のワークショップでは、「『やさしい』は『やさしくない』」というタイトルを立て、「やさしい」表現形式はコミュニケーションの場面で必要性・実用性が高いことはまちがいないが、その「やさしい」表現形式を学習対象に設定するまでの過程では難しい問題が多々あることについて論じた。 第2回のワークショップでは、「中国語テキストの文法説明と提示例文を考える―中国語教育文法の観点から―」というタイトルを立て、非目標言語環境下における中国語テキストでの新出語句や文法項目の量と難易度の調整、学習順序や説明方法の策定、提示例文の選択等について、想定される教育環境での学習条件との関係をふまえて、国内の中国語教育従事者および研究者と討議する機会にできた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現在までに、これまでの文法教育研究における不備や不足のある部分に対し、談話文法の視点および中国語表現・日本語表現との対応関係という二つの側面から解決案を提起できるかもしれないことがわかった。
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今後の研究の推進方策 |
本研究課題の最終年度である2024年度は、事例研究による教育文法の実用化と体系化を推進する。そのため、談話文法や語用論的考察にうらうちされた学習項目の策定事例や教案事例を提起する方策をとる計画である。
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