研究課題/領域番号 |
23K22032
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補助金の研究課題番号 |
22H00760 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04020:人文地理学関連
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
西村 雄一郎 奈良女子大学, 人文科学系, 教授 (90390707)
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研究分担者 |
大西 宏治 富山大学, 学術研究部人文科学系, 教授 (10324443)
久木元 美琴 京都大学, 人間・環境学研究科, 准教授 (20599914)
瀬戸 寿一 駒澤大学, 文学部, 准教授 (80454502)
岡本 耕平 愛知大学, 文学部, 教授 (90201988)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2025年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2024年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2023年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2022年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 時間地理学 / 新型コロナウィルス感染症 / 生活行動変容 / 生活の質 / 行動履歴データ / 新型コロナウイルス感染症 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、日常生活行動に存在する制約と生活の質を時空間的に分析することの可能な時間地理学的な方法論を活用し、COVID-19 禍における日常生活行動の変容を明らかにする。個人の行動履歴データを含む日常生活行動に関するデータを収集し、日本のCOVID-19 の拡散状況などに応じて変化する行動制限の状況、個人・家族の職業やライフステージなどを反映した具体的な行動変化と生活の質の変化を明らかにする。
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研究実績の概要 |
2022年度は下記の2つのフェイズに関しての研究を行った。 1)COVID-19 禍の生活行動の変容に関わる時間地理学的研究・日本で入手可能な行動履歴データのレビュー(西村・岡本・瀬戸・大西が主に担当) 特に日本において時間地理学的研究をリードしてきた研究分担者の岡本を中心として、COVID-19 の拡散に関わるグローバルな時間地理学的研究の進展を包括的に整理するとともに、海外の研究者とのディスカッションによって、COVID-19 禍の生活行動の変容の地域的な差異がどのようなものであったのかについて比較した。また東京大学CSIS で利用可能なパーソントリップデータ、近年利用可能性となってきた携帯電話の位置情報など、日本国内で入手可能な行動履歴データの収集を行い、その空間解像度やデータの特性・応用可能性などの点に着目して、分類・整理を行いカタログ化することで、従来のデータと、今回収集を行うデータとの比較を行った。 2)日本におけるCOVID-19 禍の生活行動変容に関する時間地理学的なデータの収集(全員が担当) COVID-19 禍の生活行動変容に関する時間地理学的なデータの収集を行うために富山県富山市を対象地域として、データの収集を行う。この研究で主要対象地域とする予定の富山市ではスマートシティプロジェクトとして省電力広域エリア無線通信(LPWA)のネットワーク網が整備されており、このネットワークを利用したGPS センサーデバイスの利用が可能であり、これらの利用可能性について検討するとともに、行動変容に関わる活動日誌調査などのアンケート・インタビュー調査を実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
調査対象地域である富山県富山市において新型コロナウイルス感染症の感染状況が改善しなかったことから、特に研究フェイズ(2)日本におけるCOVID-19 禍の生活行動変容に関する時間地理学的なデータの収集に関する現地調査などを実施することが2022年度中にはできなかった。
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今後の研究の推進方策 |
特に研究フェイズ(2)日本におけるCOVID-19 禍の生活行動変容に関する時間地理学的なデータの収集に関する現地調査などを実施することが2022年度中にはできなかったため、新型コロナウイルス感染症の感染状況を判断しつつ2023年度に富山県富山市において、活動日誌調査を中心とする現地調査を実施することとした。
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