研究課題/領域番号 |
23K22124
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補助金の研究課題番号 |
22H00853 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07040:経済政策関連
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研究機関 | 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所 |
研究代表者 |
福西 隆弘 独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 開発研究センター, 主任調査研究員 (80450526)
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研究分担者 |
町北 朋洋 京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 准教授 (70377042)
Otchia Christian 名古屋大学, 国際開発研究科, 准教授 (90761198)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2025年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2024年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2023年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2022年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
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キーワード | 職業訓練 / 雇用 / 若者 / アフリカ / 若年雇用 / スキル |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、若年失業の対策として推進されている職業訓練の効果について明らかにしようとする。特に学んだスキルと職種の不一致(スキル・ミスマッチ)に注目し、雇用が少ない開発途上国においてミスマッチが多く発生し、職業訓練が若者の雇用に及ぼす効果が減殺されるという仮説を検証する。 2023年度および2025年度にエチオピア、アジスアベバの職業訓練校卒業生の追跡調査を実施する。そのデータを利用して、キャリア初期におけるミスマッチが賃金やスキルの形成に与える影響を分析し、職業訓練の効果の限定性(異職種での効果の減衰)について検討する。これにより、雇用対策としての職業訓練政策の有用性について知見が得られる。
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研究実績の概要 |
1. 研究代表者、研究分担者、研究協力者Aで現地調査を実施した。 ・アジスアベバにおいて、訓練校卒業生10名とインタビューを実施した。それぞれのキャリアパスの把握を通じて、雇用の変化、職場や再教育によるスキルの形成、スキルと仕事のマッチなどの詳細を理解することができた。特に、訓練校を卒業して就労中に大学で学び直すものが少なからずいることが明らかになり、高校に進学できなかった者たちが、職業訓練校と就労を経て大学卒の学歴を得るルートがあることが分かった。大学の学歴はキャリアに強く影響するので、大学進学を可能とする要因について知ることも、訓練校卒業生の雇用を理解するうえで重要であることが分かった。 ・職業訓練政策を所管する労働スキル省を訪問し、職業訓練教育の大きな変更の詳細について情報を得た。具体的には、今年度から職業教育は中等教育から高等教育に移行したことが分かった。その結果、職業教育トラックの学生が高等教育の学歴を得ることになるので、 従来の制度の下で訓練校を卒業たサンプルに対する影響を、今後検討する。 2. 研究協力者Bを日本に招聘し、調査の実態と今後の継続可能性について協議した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
第1回目の追跡調査を実施し、また聞き取り調査を完了している。今年度は、収集したデータを精査しながら、第2回目の調査の準備を行う。
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今後の研究の推進方策 |
調査データをクリーニングした後、予備的な分析に取り掛かり、予定していた分析手法が適用可能かどうか評価する。特に、スキルのシグナル効果を識別するための分析手法が要求する条件が満たされているかどうかを確認し、必要であれば分析手法の変更を検討する。また、聞き取り調査の結果を考慮して、雇用に関するアウトカムに加えて、大学進学をアウトカムに利用することを検討する。 2025年度に再調査を実施し経年変化を把握する予定であるが、現地の治安が改善していないため、状況を確認しながら協力機関と協議を継続する。
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