研究課題/領域番号 |
23K22171
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補助金の研究課題番号 |
22H00900 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
櫻井 義秀 北海道大学, 文学研究院, 教授 (50196135)
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研究分担者 |
清水 香基 北海道大学, 文学研究院, 助教 (20907563)
李 賢京 東海大学, 文学部, 准教授 (80584333)
佐藤 千歳 北海商科大学, 商学部, 教授 (80708743)
伍 嘉誠 北海道大学, 文学研究院, 准教授 (90808487)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2025年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2023年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2022年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | ウェルビーイング / 東アジア / 宗教性 / 意識調査 / 東アジア宗教 / 国際比較調査 / 宗教性指標 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、国際宗教社会学会で近年注目されているアジアの宗教性測定という課題と社会科学において研究が拡大しているウェルビーイングに影響を与える宗教(価値意識)のあり方について東アジアの国際比較研究を行うものである。具体的には、中国文化圏として台湾、朝鮮文化圏として韓国、日本文化圏として日本において、それぞれ2000サンプル異常の調査票を集める大規模インターネット調査を行い、調査データを比較検討する。その際、従前の西欧圏や国際比較調査で使用される宗教指標(行動、所属、信仰)の有効性を批判的に評価し、東アジア圏からユニークな宗教概念や指標の提案を行うことも目的とする。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、国際宗教社会学会で近年注目されているアジアの宗教性測定という課題と社会科学において研究が拡大しているウェルビーイングに影響を与える宗教(価値意識)のあり方について東アジアの国際比較研究を行うものである。具体的には、台湾・韓国・アメリカの研究者と東アジア宗教の宗教性指標探索を行い、共通の調査票作成を行って、共同調査を行うことであり、2023年度は、パデュー大学中国研究センター所長の楊鳳崗、韓国の慶煕大学のジェーソンリョン教授、国立台湾大学のスーグオシエン教授と複数回のオンライン・ミーティングと国際ワークショップを行って、調査票作成に至った。これで2024年度の本調査までの準備が整い、年度内の予定が完了した。 それ以外では、研究代表者が東アジア宗教の研究として、韓国出自の世界平和統一家庭連合(統一教会関連団体)の問題を研究し、メディアでの発言を行い、出版活動も行った。国内外の新聞・雑誌でのインタビュー、発言要旨掲載は数十回におよび、テレビ出演は報道1930、NHKクローズアップ現代、NHKEテレこころの時代に、それぞれ4,5回ずつ出て、この問題について宗教研究者としての専門的な知見を提供した。また、国・自治体の関係機関や政党が主催した研究会などにも参加し、政治と宗教との関連、法律的規制や信教の自由についての専門的な知見も提供した。 分担研究者は、中国、韓国、台湾のそれぞれの宗教研究、また、日本における週休制意識調査の統計的分析などに従事し、相応の成果を残した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
共同研究者と数回のオンライン・ミーティングによって三カ国比較調査の調査票作成が完了し、年度内の目標を達成することができた。これで2024年度の本調査が可能になったので十分な準備作業を行うことができたと考えている。
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今後の研究の推進方策 |
2024年に三カ国比較調査を調査会社に依頼して実施する予定である。その際、調査の時点、サンプリング、回答方法など三カ国ですり合わせ、調査の精度に差が出て、調査結果に影響しないように配慮する必要があり、そのためにも慎重な打ち合わせや実施が必要になる。この点において、インターネット調査を複数回実施するにあたって担当者となった清水香基助教や学術研究員となった翁康健氏に業務を分担してもらいながら、当初の計画を滞りなく遂行したいと考えている。
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