| 研究課題/領域番号 |
23K22172
|
| 補助金の研究課題番号 |
22H00901 (2022-2023)
|
| 研究種目 |
基盤研究(B)
|
| 配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分08010:社会学関連
|
| 研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
米村 千代 千葉大学, 大学院人文科学研究院, 教授 (90262063)
|
| 研究分担者 |
清水 洋行 千葉大学, 大学院人文科学研究院, 教授 (50282786)
吉岡 洋介 千葉大学, 大学院人文科学研究院, 准教授 (90733775)
小風 尚樹 千葉大学, 人文社会科学系教育研究機構, 助教 (80880161)
七星 純子 常葉大学, 保育学部, 助教 (31001175)
|
| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2026-03-31
|
| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
|
| 配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2025年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2024年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2023年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
|
| キーワード | 歴史社会学 / 家族変動 / 有機農業運動 / 食と農 / 華族変動 / テキスト・マイニング |
| 研究開始時の研究の概要 |
戦後日本の家族変動過程を、都市的要素と農村的要素が併存する千葉県下の農業地域を対象として、両者を媒介する食と農をめぐる動きに着目することから捉え直すことを目的とする。本研究では、①都市近郊農業地域における家族・ジェンダーに関する言説空間の歴史社会学的分析、②生産者家族と消費者家族の連携・活動調査、③消費行動や社会活動参加に関するライフスタイルや世代間関係意識に関する計量調査を通して、食と農にかかわる生産者・消費者および社会活動参加者のそれぞれの選択を規定する世代間関係や家族意識を通史的・横断的に分析する。
|
| 研究実績の概要 |
2024年9月に行ったパネル調査(第3波調査)は、2023年の第2波調査の有効回答1148名に対し郵送法で実施し1029名から回答を得た(有効回収率89.6%※現時点の暫定値)。本研究でこれまでに収集した、一人あたり3時点分のパネルデータを使って、千葉エリアにおける「無農薬・有機栽培の野菜の購入」を従属変数としたパネルデータ分析(固定効果モデル)を実施した。その結果、従来指摘されている購入要因に加え、家族とのコミュニケーションが有意に関連していることが分かった。この知見は2025年度に学会大会で発表し学術論文にまとめる予定である。 歴社会学的分析に関しては、コロナ影響下で中断していた産直グループの対面会合にて参与観察を再開した。有機農業運動のグループから借用していた通信資料のPDF化が完了したため、参加者のグループの歴史に関する語りと通信資料をつきあわせた分析に着手した。
|
| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
2: おおむね順調に進展している
理由
計量研究については、パネル調査は第3次まで実施した。2025年度に第4次調査を実施するべく準備を進めている。歴史社会学的研究については、有機農業運動グループの通信資料の分析を継続的に進める。通信資料の多くは、手書きを印刷して野菜とともに届けていたものである。したがって、手書きのチラシをどのように分析に用いるかという方法の検討が必要になる。長年、有機農業運動にかかわってきた消費者サイドの方々にもインタビューの依頼を進めていく予定である。
|
| 今後の研究の推進方策 |
農業普及誌『農業千葉』の分析を、特にジェンダーと家族変動の観点から進める。家族研究において、農村家族と都市家族は、伝統家族と現代家族という対比で別々に捉えらることが多かったが、千葉において農業に従事する女性の記述からは、兼業化、都市化が進む中での近代家族的な意識と農業従事者としての職業意識の双方が時に葛藤として表現されている。この視点をさらに深めて分析することで、都市近郊農業地域の家族変動を複合的、重層的に捉えていくことが可能になると考えている。 参与観察および資料分析をしている有機農業運動グループの研究としては、引き続き当時者の語りと資料の分析を併用して進めていく。 計量調査は、第4次パネル調査を実施し、食にかかわる活動・運動と家族のコミュニケーションの分析を進めていく。これらの一連の調査研究を通して、家族における世代間関係と地域変動や生活意識、ライフスタイルの変容を重層的に捉えていく。
|