研究課題/領域番号 |
23K22203
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補助金の研究課題番号 |
22H00932 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 東洋学園大学 |
研究代表者 |
宮園 久栄 東洋学園大学, 人間科学部, 特任教授 (40348446)
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研究分担者 |
岩井 宜子 専修大学, その他部局等, 名誉教授 (00151704)
東本 愛香 千葉大学, 社会精神保健教育研究センター, 特任講師 (00595366)
柑本 美和 東海大学, 法学部, 教授 (30365689)
安部 哲夫 獨協大学, 法学部, 名誉教授 (70149152)
渡邉 和美 科学警察研究所, 犯罪行動科学部, 部長 (80356211)
柴田 守 獨協大学, 法学部, 教授 (90551987)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2025年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2024年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2023年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 女性の再犯防止 / 司法と福祉の連携 / アセスメント / 女性の生きづらさ / 女性のいきづらさ / 女性受刑者 / 女性犯罪 / 女性犯罪者の立ち直り |
研究開始時の研究の概要 |
継続課題のため記入しない
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研究実績の概要 |
これまで多くを占める男性受刑者の課題に焦点を当てた処遇・福祉との連携に重点が置かれ、女性の生きづらさやニーズへの対応が十分になされてきていないのではないかという問題意識から、女性の再犯防止のためには、女性特有の保護要因や犯因性ニーズを特定し、家族などの人間関係の調整や支援を重点的に図り,刑務所段階から,出所後の地域生活定着に関わる支援を検討・活用し,就労支援にとどまらない包括的なケアサービスの利用を強化する必要があると考え、まずは実態を把握する必要があるとの観点から、昨年度から女子刑務所、女性を収容している更生保護施設の参観・インタビュー調査を行っている。2023年度は女性を収容しているすべての刑事施設、さらに女性を収容している更生保護施設の参観・インタビュー調査を実施し、多くの知見を得た。 一方、これらの調査と並行して、精神医療の現場の方、先駆的な取り組みを行っているイギリス・カナダの現状に詳しい専門家、女性犯罪者の社会復帰、女性の犯罪者について更生保護や受刑者について研究を行っている研究者等、この分野に詳しい研究者、専門家や実務家等を講師として研究会を重ねた。 これらを基に女性を収容しているすべての刑事施設に対し、受刑者の社会復帰を目指した施設内処遇・社会内処遇のシームレスな連携システムの構築を検討することを目的とし、施設内で社会復帰支援に関わる方々を対象として調査票を作成し、各施設に対し郵送による調査を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
女性を対象としたすべての刑事収容施設への訪問調査を終え、対象施設に対し受刑者の社会復帰を目指した施設内処遇・社会内処遇のシームレスな連携システムの構築を検討することを目的とし、施設内で社会復帰支援に関わる方々を対象に調査を実施した。さらに、同様な観点から更生保護施設への調査を行う予定である。 ただし、今年度実施予定だったイギリス・カナダへの訪問調査は現在調整中である。
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今後の研究の推進方策 |
昨年実施した、女性を収容している刑事施設への調査の分析を行う。さらに、未訪問の女性を収容している更生保護施設への訪問を行うと共に、受刑者の社会復帰を目指した施設内処遇・社会内処遇のシームレスな連携システムの構築を検討することを目的とした調査を女性を収容している更生保護施設に対しても実施する。両者の調査結果について論文、学会等で報告していきたい。 今年度は先駆的な取り組みを行っているイギリス・カナダへの訪問調査を行う予定である。 これらと並行して地域定着支援センターや各自治体の再犯防止推進計画について女性再犯防止に関する取り組み状況についての調査も行っていきたい。
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