研究課題/領域番号 |
23K22273
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補助金の研究課題番号 |
22H01002 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
鈴木 佳苗 筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (60334570)
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研究分担者 |
小野 永貴 筑波大学, 図書館情報メディア系, 助教 (10592868)
古川 雅子 国立情報学研究所, 情報社会相関研究系, 助教 (20617287)
畔田 暁子 八洲学園大学, 生涯学習学部, 准教授 (30851521)
西岡 貞一 筑波大学, 図書館情報メディア系(名誉教授), 名誉教授 (60436285)
向田 久美子 放送大学, 教養学部, 准教授 (70310448)
杉浦 幸子 武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (90635955)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2026年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2025年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2024年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2023年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2022年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 調べる学習 / 文脈 / 学習過程 / 美術鑑賞 / 教科横断的学習支援プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
知識基盤社会に必須の「調べる力」を育てる「調べる学習」では、学習内容に関する知識(内容知)と学習方法に関する知識(方法知)の獲得が期待される。本研究では、学習指導要領で求められている図書館や美術館の活用を図り、美術作品の社会的背最を調べることを通して美術と社会科の学びを連携させ、中学生以上を対象として学習における広く深い内容知だけでなく、方法知などを獲得するための方法を明らかにする 。
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研究実績の概要 |
「調べる学習」では、学習内容に関する知識(内容知)と学習方法に関する知識(方法知)の獲得が期待される。本研究では、学習指導要領で示されている図書館や美術館の活用を図り、美術作品を手がかりに調べることを通して美術と社会科の学びを連携させ、中学生以上を対象として学習における広く深い内容知だけでなく、方法知などを獲得するための方法を明らかにすることを目的としている。 2022年には、1)美術館のギャラリートーク(美術館の展示解説員などが参加者と対話しながら行う作品解説)に関する研究、2)調べる学習過程と学習支援の方法に関する研究を行った。 美術館のギャラリートークに関する研究では、文献調査により、調べる学習で対象とする美術作品が描かれた時代を決定した。また、関東の美術館を対象として、ギャラリートークに関するウェブ調査を実施し、ウェブページにギャラリートークの記述がある美術館25館を抽出した。ウェブ調査では、文献調査により決定した美術作品の所蔵や展覧会の予定等を整理し、訪問調査の対象となる美術館を抽出した。美術館に訪問調査の依頼を開始したが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止等のため、調査対象としていた美術館の活動の多くが休止となっており、訪問調査の延期および調査計画の変更を行った。 調べる学習過程と学習支援の方法に関する研究では、中学生が学習テーマについて調べる過程と、教員の支援の方法の記録を分析した。分析の結果、学習テーマへの理解度が高いグループの生徒の調べる過程には、いくつかの共通する作業の特徴が見られた。また、学習テーマの理解度を高めうる支援方法の特徴についての知見も得られた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2022年度には、ギャラリートークに関して、美術館への訪問調査の実施を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止等のため、調査対象としていた美術館の活動の多くが休止となっており、調査計画を変更する必要が生じた。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度には、美術館のギャラリートークに関する研究からだけでなく、歴史学や美術・美術史の専門家等にも研究協力を依頼し、美術作品についての知識情報の収集を行う。また、調査結果に基づいて調べる学習のプログラムを開発し、大学生を対象として実践と評価を行う。
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