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高等学校数学科の「授業研究コミュニティ」の成長を促す理論とシステムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 23K22275
補助金の研究課題番号 22H01004 (2022-2023)
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金 (2024)
補助金 (2022-2023)
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関東京学芸大学

研究代表者

成田 慎之介  東京学芸大学, 教育学研究科, 准教授 (00804064)

研究分担者 長尾 篤志  東京学芸大学, 教育学研究科, 研究員 (00353392)
西村 圭一  東京学芸大学, 教育学研究科, 教授 (30549358)
阿原 一志  明治大学, 総合数理学部, 専任教授 (80247147)
市原 一裕  日本大学, 文理学部, 教授 (00388357)
岩田 耕司  福岡教育大学, 教育学部, 准教授 (90437541)
太田 伸也  東京学芸大学, 教育学部, 名誉教授 (50322920)
佐々 祐之  北海道教育大学, 教育学部, 教授 (30315387)
伏屋 広隆  青山学院大学, 社会情報学部, 教授 (00422395)
吉田 明史  高野山大学, 文学部, 特任教授 (30444615)
花園 隼人  宮城教育大学, 教育学部, 准教授 (60816495)
袴田 綾斗  高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 講師 (50824215)
小林 廉  国立教育政策研究所, 教育課程研究センター研究開発部, 教育課程調査官 (20462161)
塩澤 友樹  椙山女学園大学, 教育学部, 講師 (50813812)
中逸 空  北海道教育大学, 教育学部, 講師 (01001453)
熊倉 啓之  静岡大学, 教育学部, 教授 (00377706)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2025年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2024年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
キーワード授業研究 / 高校数学 / 授業研究コミュニティ / コミュニティリーダー / 探究 / 授業研究コミュ二ティ
研究開始時の研究の概要

本研究は,高等学校数学科において,知識注入型の授業から脱却し,生徒の数学的に考える態度の育成を志向した授業改善を全国的に促すために,「授業研究コミュニティ」を形成し,それを持続可能で自立的なものへと質的に向上させるための手立てや,量的に拡大させるための方法を考究する。すなわち,本研究の目的は,高等学校数学科における「授業研究コミュニティ」の質的・量的成長を促す理論とシステムを構築し,その有効性を実証することである。

研究実績の概要

本研究の目的は,高等学校数学科における「授業研究コミュニティ」の質的・量的成長を促す理論とシステムを構築し,その有効性を実証することである.そのために,4つのWGで組織し,それぞれでの研究を開始した.具体的には,目指す授業像や研究協議会像を共有するワークショップを開発する「スタート支援WG」,授業をデザイン,実施,観察,協議するためのフレームワークを開発したり,指導案検討会や研究協議会における司会および指導助言をするためのフレームワークを開発する「フレームワークWG」,司会や指導助言者の育成システムを構築する「リーダー育成WG」,そして授業研究を行う「授業研究推進WG」である.
2023年度は,特にフレームワークWGにおいて,授業をデザイン,実施,観察,協議するためのフレームワークを開発した。具体的には,教材研究の視点とその視点で教材研究するための問いを提示した。ただし,「教材研究」を学習指導案を作成する前の段階(教材研究Ⅰ)と作成する段階(教材研究Ⅱ)とに分け,教材研究Ⅰの視点と問いを作成した。そして,2月に全体会を開き,作成したフレームの理解を深めるとともに,コミュニティの質的・量的拡大という観点からの使い方等を検討した。2024年度にこのフレームワークを各セクターで試行することを確認した。また,授業研究推進WGでは,各セクターにおいて授業研究を実施し,それぞれのセクターにおける成果と課題を明らかにした。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

各セクターでの授業研究を順調に進めることができている。また,「教材研究Ⅰの視点と問い」というフレームワークを開発した点は大きな成果である。一方で,「教材研究Ⅱの視点と問い」が作成できていないこと,指導案検討や研究協議会における司会や指導助言の省察の方法等について十分に検討できていない点が課題である。

今後の研究の推進方策

引き続き,各セクターにおける授業研究を推進していく。また,「教材研究Ⅱの視点と問い」の作成,およびそれと「教材研究Ⅰの視点と問い」を各セクターにおいて試行し,それらのフレームワークの修正・改善を行っていく。さらに,指導案検討や研究協議会における司会や指導助言の省察の方法等について検討していく。

報告書

(2件)
  • 2023 実績報告書
  • 2022 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて 2024 2023 2022 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (6件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 高等学校数学科における授業研究の実態に関する一考察2023

    • 著者名/発表者名
      花園 隼人
    • 雑誌名

      日本科学教育学会年会論文集

      巻: 47 号: 0 ページ: 333-336

    • DOI

      10.14935/jssep.47.0_333

    • ISSN
      0913-4476, 2186-3628, 2433-2925
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] キーワード別ポイント解説 「探究的な学び」の授業デザイン 1.教材開発2023

    • 著者名/発表者名
      成田慎之介
    • 雑誌名

      科学教育 数学教育

      巻: 793 ページ: 4-9

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 高校数学の授業研究における指導助言の内容 ―小中学校での指導助言が経験豊富な大学教員に焦点をあてて―2024

    • 著者名/発表者名
      成田慎之介,岩田耕司,太田伸也,小林廉
    • 学会等名
      日本数学教育学会第56回周期研究発表会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 高等学校数学科における「授業研究コミュニティ」の形成に向けた準備2022

    • 著者名/発表者名
      西村圭一,長尾篤志
    • 学会等名
      日本数学教育学会第10回春期研究大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 高等学校数学科における「授業研究コミュニティ」の形成と日常の授業2022

    • 著者名/発表者名
      成田慎之介,佐藤章,中逸空
    • 学会等名
      日本数学教育学会第10回春期研究大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 授業改善を図る授業研究の有効性2022

    • 著者名/発表者名
      熊倉啓之,伊藤卓哉
    • 学会等名
      日本数学教育学会第10回春期研究大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 授業研究リーダーの育成を通した授業研究コミュニティの形成2022

    • 著者名/発表者名
      佐々祐之,今中勇希
    • 学会等名
      日本数学教育学会第10回春期研究大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 高等学校数学科における「授業研究コミュニティ」の形成-九州セクターにおける県教育委員会との協働の取り組み-2022

    • 著者名/発表者名
      塩月孝弘,山田誠司
    • 学会等名
      日本数学教育学会第10回春期研究大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [備考] 高校数学授業研究コミュニティ

    • URL

      https://lscom-hsmath.com/

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書 2022 実績報告書

URL: 

公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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