研究課題/領域番号 |
23K22308
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補助金の研究課題番号 |
22H01037 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 熊本高等専門学校 |
研究代表者 |
清田 公保 熊本高等専門学校, 企画運営部, 教授 (80186353)
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研究分担者 |
島川 学 熊本高等専門学校, 電子情報システム工学系AEグループ, 教授 (40259958)
渡辺 考一 熊本高等専門学校, 熊本高等専門学校(熊本キャンパス), 特命教授 (50818078)
浜 克己 函館工業高等専門学校, 生産システム工学科, 特命教授 (00180927)
三浦 靖一郎 徳山工業高等専門学校, 機械電気工学科, 准教授 (00353235)
伊藤 和之 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 教授 (10501091)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)
2024年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2023年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
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キーワード | 支援技術 / ATライブラリ / 特別支援教育 / 社会実装 / AT:アシスティブテクノロジー / GIGAスクール / タブレット端末 / アシスティブテクノロジー(AT) / アクセシビリティ / ATリポジトリ / 障がい者支援 / 教育教材のデジタル化 / GIGAスクール環境構築 / ICTアクセシビリティ |
研究開始時の研究の概要 |
特別支援学校における教育のデジタル化は、障害を持つ児童・生徒の一人ひとりの教育的ニーズを把握し、創意工夫ある個別配慮を施した独自のAT(アシスティブ・テクノロジー:支援技術)対応が前提のため、ICT支援ができる人材不足も相まって、十分なデジタル教育の効果がひき出せていない。提案する教材は、特別支援学級の教員がデジタル教材をゼロから開発しなくても済むように、高専で開発してきた複数の支援機器・支援サービスを教材パッケージし、個々の障害にあわせて、その活用事例(ATレシピ)を障害のある児童・生徒の特性にあわせて組み合わせることで、一人ひとりの能力や可能性を最大限に伸ばした社会実装を実現する。
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研究実績の概要 |
特別支援学校における教育のデジタル化は、障害を持つ児童・生徒の一人ひとりの教育的ニーズを把握し、創意工夫ある個別配慮を施した独自のAT(アシスティブ・テクノロジー:支援技術)対応が前提のため、ICT支援ができる人材不足も相まって、十分なデジタル教育の効果がひき出せていないのが現状である。 本研究は、実践的技術者の育成を主とする全国高専で培ってきた、デジタルを活用した支援機器・支援アプリの開発的知見と、当事者への支援機器の提供をとおして得られた教育的支援のノウハウを整理統合することにより、特別支援教育に適用できる「デジタル支援技術開発リポジトリ:高専AT(アシスティブ・テクノロジー)ライブラリ教材」の開発と、その特別支援教育への応用を目的とする。令和5年度は、開発したATライブラリから派生した特別支援学校の障がい児童・生徒がタブレット端末を活用しやすくするためのKME( KOSEN Multi-functional Endpoint: 高専多機能支援端末)インタフェースを開発し、教育教材との活用事例による評価を行った。また、視覚障がいを有する児童・生徒の読み書きを支援するTouchTalkerアプリの社会実装に向けた改良を行った。具体的には、KMEのプロトタイピングを構築し、講義キットとして特別支援学校2校に対して貸し出しを実施した。各校10名ずつの教員に対して、研修と講義活用事例の報告会、振り返りを行い、社会実装として機能しているか検証を行い、教育現場における評価を得た。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
高専ATライブラリの構築に際しては、全国の高専におけるATに関する研究を行っている教員らを中心にシーズを登録し、関連の組み合わせ事例(ATレシピ)などを高専ネットワークの教員らに共有することができた。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年3月に高専機構本部と特別支援教育総合研究所(特総研)との連携協定が締結され、高専と特総研の研究員との連携が進み、今後は、KMEスイッチインタフェースの共用を図りながら、全国の特別支援学校に向けた研究開発を進める予定である。
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