研究課題/領域番号 |
23K22317
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補助金の研究課題番号 |
22H01046 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
冬野 美晴 九州大学, 芸術工学研究院, 准教授 (30642681)
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研究分担者 |
齊藤 剛史 九州工業大学, 大学院情報工学研究院, 教授 (10379654)
土屋 慶子 横浜市立大学, 国際教養学部(教養学系), 教授 (20631823)
野上 大史 崇城大学, 工学部, 准教授 (50736147)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2026年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2025年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2024年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2023年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2022年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
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キーワード | VR / 英語試験 / 遠隔試験 / 遠隔コミュニケーション / 英語教育 / パブリックスピーキング / 教材開発 / マルチメディア教材 |
研究開始時の研究の概要 |
グローバル人材の育成が求められている中、入学試験など様々な場面において英語4技能評価試験は重要な物となっている。しかしグローバル標準化試験では、日本人のスピーキング力が多く分布するレベルを細かく分別できないという問題があり、ローカルテストの開発が行われてきた。本研究では、日本人が英語4技能評価試験を受ける際、大きな課題であった不安感やコストの高さにアプローチでき、遠隔対応も可能なプラットフォームとして、没入体感型バーチャル・リアリティ(VR)英語コミュニケーション能力評価システムを開発し、従来型試験と比較し効果や運用性を測る。
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研究実績の概要 |
産学官でグローバル人材の育成に取り組む中、入学試験など様々な場面において英語4技能評価試験は非常に重要となっている。しかしグローバル標準化試験では、日本人のスピーキング力が多く分布するレベルを細かく分別できないといった問題があり、ローカルテストの開発が行われてきた。本研究プロジェクトは、日本人が英語4技能評価試験を受ける際、とくにスピーキング評価の大きな課題であった不安感やコストの高さについて、これらの問題を解決し、遠隔対応も可能なプラットフォームとして、没入体感型バーチャル・リアリティ(VR)英語コミュニケーション能力評価システムを開発し、従来型試験と比較し効果や運用性を測ることである。 2022年度の計画で挙げた基礎分析として、検証実験で用いる具体的なシーンを想定し、テストの模擬問題を設定すること、パイロット分析用の模擬面接シーンの360度動画撮影、検証実験で用いる生体センサの事例調査、ジェスチャ分析の先行研究の調査があった。2022年度では、上記のうち、テストの模擬問題について、語彙レベルのチェックを行いつつリーディング問題の模擬問題を策定した。また、研究代表者の冬野の要件定義に基づき、研究分担者の野上が生体センサの事例調査を行い、実験で用いることが可能な技術をリストアップした。ジェスチャ分析の先行研究について、研究分担者の土屋がマルチモダリティに基づく複数の研究を調査した。また、研究分担者の齊藤が複数人シーンにおけるジェスチャ分析のトラッキング処理について、技術をブラッシュアップし検証した。更に、計画には挙げていなかったが、冬野がVRライティングシステムのプロトタイプを開発した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
リーディング問題の模擬問題の策定、生体センサの事例調査、ジェスチャ分析の先行研究調査、複数人シーンにおけるジェスチャ分析のトラッキング処理の技術ブラッシュアップなど、計画していた内容をおおむね達成できた。360度動画の撮影は翌年度以降に回し、代わりにVRライティングシステムのプロトタイプを開発した。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き、模擬面接シーンの360度動画の撮影を行い、自然な聞き手行動の分析を進め、VRシーンの開発に活かす。また、2022年度に開発したVRライティングシステムの検証実験を進め、改善に活かす。
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