研究課題
基盤研究(B)
団代数は,2000年ごろにFominとZelevinskyにより導入された可換代数の一種である.多元環や量子群の表現論,タイヒミュラー理論,整数論,完全WKB解析など,様々な分野に現れる代数的組み合わせ論的構造として,盛んに研究されている.本研究では,団代数理論の理論体系を整備すること,団代数理論の様々な応用を研究することの二つを主題としている.特に,団代数理論をミラー対称性に現れる散乱図により再定式化することを目標とする.