配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2024年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2023年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2022年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
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研究開始時の研究の概要 |
ランダムなピン止め基板上で多粒子系を直流駆動すると, ピン止め点に粒子が捕まり流れが止まるピン止め状態に陥る。粒子密度が高いと, ピン止め粒子の作る壁で流れが詰まるクロッギング状態に陥る。前者は磁壁の運動, 後者はろ過や血流の梗塞など自然界に遍在する現象である。一方交流駆動では, 粒子は衝突を経て秩序化し, 各周期後に全粒子が元に戻る可逆状態に陥る。外力によるこれらの非平衡現象はディピニング転移, クロッギング転移, 可逆不可逆転移という非平衡相転移で記述できる可能性がある。本研究はこれらの現象に潜む相転移の普遍性を超伝導渦糸系を用いて探究し, 流動学における非平衡相転移の統一的理解を目指す。
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