研究課題
基盤研究(B)
超流動性が顕わに効いていると一目見ただけで判別できる現象は、あるようでなかなかない。我々は、粘性の無い超流動液滴が大振幅振動し、液滴が滴下するときに滴下周期の離散化をもたらすことを見出した。粘性のある水などでは滴下周期はカオスを示し、流量が一定でも広く分布する。しかし超流動液滴では、流量が変化しても周期が一定値をとるのである。超流動液滴に固有の新たな流体現象と考えられる。