研究課題/領域番号 |
23K22548
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補助金の研究課題番号 |
22H01277 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分16010:天文学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 |
研究代表者 |
前田 良知 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 助教 (80342624)
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研究分担者 |
森井 幹雄 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 任期制職員 (90392810)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | X線天文学 / 像再構成 / X線天文 / X線結像光学 |
研究開始時の研究の概要 |
X線撮像分光衛星 XRISM が打ち上がった。高統計光子に支えられた精密X線分光時代を象徴する出来事である。この高統計光子を提供を可能にしているのが大面積望遠鏡技術の発展にある。そこで、この大面積技術を生かし、X線域で、高い解像度を実現する像再構成法を開発する。また、超精密撮像の実現に導く超解像X線望遠鏡の開発も目指す。
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研究実績の概要 |
精密X線分光時代の高統計光子データを使った再構成により新分野を開拓するため、光学系のデザインおよび像再構成の2種類のソフトの開発を目指す。ソフト開発を担うワークステーションの導入が当研究の最初のステップになる。申請額から減額されたため、ワークステーションの再選定をおこなった。減額分を補うため、GPUおよびGPUを使用可能なソフトウエアの開発も組み合わせる試みの余地を残し、GPU ボードを内蔵した機種を選定した。9月に納品され、その後解析環境の整備、ソフト等の開発を開始している。 まず最初に、Morii et al. 2018 PASJ で論文化したアルゴリズムをワークステーションに実装した。更に、diffuseness を境界条件にしたアルゴリズムの開発を行っている。GPUのライブラリを用いたバージョンのソフトの製作も進めている。現在までに試した例では CPU に比べて処理速度を数倍速くできている。今後も改良を進める。 アルゴリズムの論文化を進め、2022年度3月までに開発した部分について、2022年度春季天文学会にて発表した(森井他)。また、大有効面積による高統計の Hitomi HXT のデータに適用を進め、こちらも来年度の論文化進めている。 また、上記のソフトウエアの開発に先立って、古典的なリチャードソンルーシー法の解析の枠組みも整備した。Hitomi HXT のデータに適用し、かに星雲の硬X線の像再構成を実現している。2022年6月のCOSPAR研究会にて学会発表している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
申請額から減額分をGPUおよびGPUを使用可能なソフトウエアの開発で補償し、当初の目的を超える処理速度を実現できる可能性が出てきた。
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今後の研究の推進方策 |
ソフトの開発を継続する。 昨年度の進捗分について論文化を進める。
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