研究課題
基盤研究(B)
花崗岩は石英や長石などの鉱物の集合体であり,鉱物粒子同士の境界を粒界と呼ぶ。花崗岩の粒界に水が浸入すると,粒界の結合部が溶解し,鉱物が分離してさらに水が侵入する,という過程の繰り返しにより風化が進行する。本研究では,花崗岩の風化の進行に伴い,粒界の結合部がどのように分離するか,岩石内での物質の移動・反応の起こりやすさに関連する諸物性(間隙率,浸透率,反応面積,風化生成物の種類や量など)がどのように変化するかを調べる。