研究課題
基盤研究(B)
6Gでは大容量伝送を実現するためミリ波からテラヘルツ波までの高い周波数帯の利用が検討されている。しかし、周波数が高くなると無線リンクが途切れやすくなる課題がある。この課題を解くために、本研究では高線形の位相制御が可能な位相シフタと、高速にチャネル切換可能な周波数シンセサイザを実現する。過度なデジタル志向からアナログへの回帰により、携帯端末に搭載可能な低消費電力の局部発振器技術の確立を目指す。アレイアンテナの指向性向上と伝搬環境の良好なチャネルの適応的選択を可能とすることにより、高い周波数帯においても無線リンク維持が可能となり、途切れずに会話や動画を楽しめる快適で豊かな生活を実現できる。