研究開始時の研究の概要 |
Society5.0といった将来の社会構造では想像をはるかに超えるビッグデータを取り扱う必要性が増してくる.これらのデータを記憶する大容量ストレージデバイスとして,不揮発性磁気メモリの高集積化や,新しく量子ストレージ技術の実現が求められている.これらの電力消費の削減を目指すため,本研究では磁化反転の超高効率化に貢献できるスピントロニクス薄膜材料創成を目的とする.具体的には,逆ペロブスカイトA4X構造(A=遷移金属元素,X=軽元素(B, C, N))中に含まれる軽元素種(X)および組成比の操作によって磁化反転に好ましい磁気構造を形成し,磁化反転時の電流密度の大幅な低減を実現する道筋を開拓する.
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