研究課題/領域番号 |
23K22887
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補助金の研究課題番号 |
22H01617 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分22050:土木計画学および交通工学関連
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
石倉 智樹 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 准教授 (30356050)
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研究分担者 |
大澤 実 京都大学, 経済研究所, 助教 (50793709)
高山 雄貴 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 教授 (90612648)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2024年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2023年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2022年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
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キーワード | 空間経済学 / 交通社会基盤政策 / 効果分析 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,従来の交通政策評価手法では扱うことが困難であった,交通社会基盤政策によってもたらされる人口分布変化などの国土レベルでの長期的効果を予測・評価するための,空間経済学理論に立脚した多地域経済モデルによる政策効果分析手法を構築することを目的とする.これを達成するため,本研究課題は,現実の空間経済システムに適用可能なモデルの理論的枠組みの確立,応用分析のための演算手法の高度化,基準均衡データ構築とキャリブレーション手法の確立,計算システム構築,実政策シナリオへの適用を通じたモデルパフォーマンス検討,の研究要素に分割して遂行する.
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研究実績の概要 |
【空間経済理論モデルの演算手法の高度化】:空間経済理論モデルは,長期均衡状態と呼ばれる,地域間の厚生水準相対差による人口変化が生じない状態下の経済状態を描写するモデルである.この均衡状態を算出するためには均衡解の数学的な安定性や,複数均衡の存在を前提とする高度な演算技術が必要である.2023年度は,均衡解の安定性を効率的に解析する手法を高度化した. 【キャリブレーション手法,基準均衡データ作成方法の確立】:過年度に構築した理論モデルの枠組みに基づき,基準均衡データを再現するようモデルの未知パラメータをキャリブレーションする手法および,公的に入手可能な経済統計データを加工してモデルと整合的な基準均衡データを構築する手法を構築した.入手可能な統計資料等のみでは基準均衡データ作成に十分な情報が得られない場合においては,近年研究が進んでいる擬似最尤推定法等の計量経済分析手法を活用することによりパラメータ推定の際に生じるバイアスを軽減させる方法論を適用した. 【汎用的計算システムの構築】:演算システムおよび,上記で開発したキャリブレーション手法を計算機上に実装し,様々な基準均衡データに対応した汎用的なモデル計算システムを構築した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
概ね,予定していた研究実施計画に沿った成果が得られている.
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今後の研究の推進方策 |
【汎用的計算システムの高度化】 演算システムおよび,キャリブレーション手法を発展させ,大規模かつ高解像度に分解された多地域経済システムに対応したモデル計算システムを構築する. 【 都市間交通社会基盤政策シナリオへの適用】 わが国を多地域に分割された(都道府県,生活圏,都市雇用圏)経済システムとして描写し,都市間交通社会基盤政策シナリオに対し,過年度に構築した理論モデルに基づく演算システムを適用し,本研究課題の開発モデルの有用性を検討する.適用候補の政策シナリオとして,リニア中央新幹線,高規格幹線道路,など広域の都市間交通社会基盤整備プロジェクトを予定している.さらに,過去に実施された高速道路網整備ならびに新幹線の効果を検討するため,これらの交通網を取り除いた状況を想定した反実仮想実験を実施する.
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