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サイバー空間との持続可能な連携のための建築空間情報の記述方法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 23K22928
補助金の研究課題番号 22H01658 (2022-2023)
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金 (2024)
補助金 (2022-2023)
応募区分一般
審査区分 小区分23030:建築計画および都市計画関連
研究機関東京都市大学 (2022, 2024)
高知工科大学 (2023)

研究代表者

野城 智也  東京都市大学, 付置研究所, 学長 (30239743)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
15,990千円 (直接経費: 12,300千円、間接経費: 3,690千円)
2024年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2022年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
キーワードCyber Physical System / 空間記述 / サステナビリティ / IoT / 建築空間
研究開始時の研究の概要

特定用途のCyber Physical System (CPS)が個々別々の方法で建築空間にかかわる情報を記述してしまうと、a.複数の用途の異なるCPSを組み合わせてその地域の事情にあったスマートシティを構築していくことや、b.CPSを適宜更新することで社会経済及び技術の変化に持続的に適応していくことなどに、種々の齟齬が生じるおそれがある。
本研究計画は、サイバー空間と実空間との持続可能な連携に資することを目指し、様々な用途のCPSで共通に参照できうる建築空間にかかわるデジタル情報の記述方法を考案するとともに、考案した記述方法に改善を加え有効性を高めていくことを目論む。

研究実績の概要

加速度センサー、温湿度・二酸化炭素濃度などの室内気候にかかわるセンサーなど建築空間に設置された様々なセンサーのデータが、空間情報と紐つけられて、表示システムやIoTシステムに活用されている事例を、文献調査などをもとに収拾し、紐つけられた空間情報の粒度・内容によって、センサー・データのもつ意味がどのように相違するのかを分析した。並行して、今後、建築・都市空間で展開する人の生活・諸活動で開発・普及していくであろうCyber Physical Systemの事例のシナリオを描き、そこで想定される、用途に見あった空間情報の内容を整理した。
環境振動又は常時微動の帯域を感知できる加速度センサーを、固有振動数などの構造特性評価、及び、在室推定を目的として、実験対象となる建築空間に配置し、それぞれの目的に適う、センサー情報と、それに紐つけられた空間情報の内容の組み合わせを探索し、その組み合わせ情報のあり方について
①判読(machine-readable)性:特定用途に見あう粒度・内容の空間情報が読み込めるか、
②分析可能(analyzable)性:センサーで収拾された建築空間の物理的状況データと空間情報との組み合わせから、特定用途のCyber Physical Systemに見あう状況の推定ができるのか という二つの観点から検討した。
ケーススタディ対象となる大学キャンパスについて、撮像により3次元点群データを作成するとともに、仮説的に設定された記述モデル用いて空間情報を作成した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

ケーススタディ対象となる大学キャンパス内の建築の選定及び当該建築の関係者との合意形成が遅れたため、その点群データの撮像作業とモデル化が当初予定の2022年度中に完結せず、2023年度にずれこむことになってしまったため

今後の研究の推進方策

本研究が目指しているのは、あるCPSで採取された、換気状況、在室状況、構造体の振動状況などにかかわるデータや推定内容が、他のCPSでも利活用できるようにするための知見を得ることである。この目的を達成するためには、異なる目的で構築されたCPS相互でのデータのやりとりを試行することが肝要である。そこで、こうした異種のCPS同士でのデータ連携に関する試行実験を実施することを優先し研究の推進を図りたい。

報告書

(1件)
  • 2022 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (6件) (うちオープンアクセス 6件、 査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 不動産長期使用に資する情報システムの構築・運用2022

    • 著者名/発表者名
      野城智也
    • 雑誌名

      日本不動産学会誌

      巻: 36 号: 2 ページ: 35-39

    • DOI

      10.5736/jares.36.2_35

    • ISSN
      0911-3576, 2185-9531
    • 年月日
      2022-09-30
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 自律分散型の機能ネットワークモデルによる建築設備の故障箇所推定に関する考察2022

    • 著者名/発表者名
      加藤 俊介, 野城 智也, 村井 一
    • 雑誌名

      生産研究

      巻: 74 号: 3 ページ: 293-298

    • DOI

      10.11188/seisankenkyu.74.293

    • ISSN
      0037-105X, 1881-2058
    • 年月日
      2022-08-01
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 振動計測を目的としたMEMS 加速度センサの精度比較に関する研究2022

    • 著者名/発表者名
      沖本 大樹, 濱本 卓司, 村井 一, 野城 智也
    • 雑誌名

      生産研究

      巻: 74 号: 3 ページ: 299-303

    • DOI

      10.11188/seisankenkyu.74.299

    • ISSN
      0037-105X, 1881-2058
    • 年月日
      2022-08-01
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 戸建住宅の快適性改善のための Building Element の意味構造と振る舞いの記述に関する研究2022

    • 著者名/発表者名
      加藤 俊介, 野城 智也, 村井 一
    • 雑誌名

      生産研究

      巻: 74 号: 2 ページ: 169-174

    • DOI

      10.11188/seisankenkyu.74.169

    • ISSN
      0037-105X, 1881-2058
    • 年月日
      2022-05-01
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 相互接続基盤としてのIoT-HUB の活用方策2022

    • 著者名/発表者名
      馬場 博幸, 野城 智也
    • 雑誌名

      生産研究

      巻: 74 号: 2 ページ: 175-179

    • DOI

      10.11188/seisankenkyu.74.175

    • ISSN
      0037-105X, 1881-2058
    • 年月日
      2022-05-01
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 建築空間に対する位置情報の付与と維持管理データベースとの連携に関する研究 -維持管理業務に汎用的SaaSを活用する新たな手法の提案-2022

    • 著者名/発表者名
      墓田京平,石川隆一,村井一,野城智也
    • 雑誌名

      日本建築学会情報シンポジウム論文集

      巻: 45 ページ: 331-334

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 11117 マーカー画像認識を用いた建物維持管理用写真データベースの構築2022

    • 著者名/発表者名
      赤木拓真,村井一,野城智也
    • 学会等名
      日本建築学会学術講演大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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