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メカニズムデザインの実践に向けたフィールド実験基盤の構築と活用

研究課題

研究課題/領域番号 23K22979
補助金の研究課題番号 22H01710 (2022-2023)
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金 (2024)
補助金 (2022-2023)
応募区分一般
審査区分 小区分25010:社会システム工学関連
研究機関東京大学

研究代表者

西野 成昭  東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (90401299)

研究分担者 西山 浩平  東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任研究員 (10839129)
木見田 康治  東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任講師 (60632495)
竹中 毅  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究チーム長 (70396802)
石川 竜一郎  早稲田大学, 国際学術院, 教授 (80345454)
栗野 盛光  慶應義塾大学, 経済学部(三田), 教授 (90732313)
研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2024年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2023年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2022年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
キーワードメカニズムデザイン / フィールド実験 / サービス工学
研究開始時の研究の概要

本研究は、メカニズムデザイン理論を社会で実践するために必要な手法や支援ツールの開発と、検証のためのフィールド実験基盤の構築を目的に、経済実験やシミュレーションを実施し、実践的な観点から研究を進める。サービスにはステークホルダ間の「ルールや仕組み(メカニズム)」といった構造が明示的/暗黙的に含まれており、メカニズムデザイン理論の枠組みで捉えることができる。当該理論の実践は拡大しているが、対象は限定されており、特に日本では遅れているなどの問題を抱える。そのような背景から、メカニズムデザインの実践を阻害する要因を工学的見地から明らかにし、解決しうる手段や方策について体系化することを目指し研究を行う。

研究実績の概要

本研究課題の目的達成のために、本研究期間全体を通じて、以下の具体的な実施項目を設定し、研究を進めている。
[実施項目1] (1-1) 企業へのインタビュー調査等によるメカニズムデザイン実践における問題点の把握、(1-2) フィールド実験の実施を通じて実践研究の問題点の整理と評価基準の作成、(1-3) 実践における諸問題の解決のための方法・ツールの整理と体系化
[実施項目2] (2-1) 理論解導出の支援が可能な方法、近似手法の開発、(2-2) 実践的な新しいメカニズム評価手法の構築、(2-3) メカニズム検証のためのフィールド実験の方法・ツールの開発と活用基盤構築 (2-4) 実践研究の実施と情報共有プラットフォームの構築と展開
[実施項目3] (3-1) 経済学的なメカニズム設計と工学的な製品設計の融合による新しい文理融合の設計フレームワークの体系化
上記項目のうち、本年度で中心的に行ったものは(1-1)と(2-1)の項目である。前者については、複数の企業に対してインフォーマルな形式でのインタビュー等を実施し、メカニズムデザインの適用可能性、困難さなどについて意見をまとめている。後者の項目については、混合戦略のナッシュ均衡とベイジアンナッシュ均衡をコンピュータ上で計算するアルゴリズムの開発に着手している。現時点では、ナッシュ均衡を得ることは出来ており、一定の成果は得られた。しかし、計算量増大などの問題も抱えており、さらなる改善が必要である。また、近似解の可能性については、引き続き検討する。加えて、次年度の(2-2)の着手に向けて、その事前準備として関連文献のサーベイ、実フィールドにおける実態について調査を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

特に問題は生じることはなく、当初計画した通りに、概ね順調に研究は進んでいると考えられる。初年度は、調査を中心とした活動を進めており、大きな問題はなかった。開発に着手した「(2-1) 理論解導出の支援が可能な方法、近似手法の開発」の項目についても、一定の成果を得ており、順調に進展していると考えている。

今後の研究の推進方策

次年度は、(2-1)の実施項目を引き続き進めるとともに、「(1-2) フィールド実験の実施を通じて実践研究の問題点の整理と評価基準の作成」、「(2-2) 実践的な新しいメカニズム評価手法の構築」、「(2-3) メカニズム検証のためのフ ィールド実験の方法・ツールの開発と活用基盤構築」の項目について着手する予定である。

報告書

(1件)
  • 2022 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件、 招待講演 2件)

  • [雑誌論文] Strategies for evolving IoT-based Product?Service Systems from Emergent Synthesis Perspective2022

    • 著者名/発表者名
      Takenaka Takeshi, Ashima Akio, Nishino Nariaki
    • 雑誌名

      Procedia CIRP

      巻: 112 ページ: 1-5

    • DOI

      10.1016/j.procir.2022.09.014

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] Inter-attribute equity in assignment problems: Leveling the playing field by priority design2022

    • 著者名/発表者名
      Morimitsu Kurino, Tetsutaro Hatakeyama
    • 雑誌名

      Keio-IES Discussion Paper Series

      巻: なし ページ: 1-33

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] サービスにおける継続行動を維持させる金銭的インセンティブ付与方法についての研究2023

    • 著者名/発表者名
      徐亦陶, 高橋裕紀, 木見田康治, 西野成昭
    • 学会等名
      サービス学会第10回国内大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 価値共創プラットフォームサービスのゲーム理論的モデリング2023

    • 著者名/発表者名
      李相直, 西山浩平, 西野成昭
    • 学会等名
      サービス学会第10回国内大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] Quota adjustment process2022

    • 著者名/発表者名
      栗野盛光
    • 学会等名
      日本経済学会秋季大会特別報告
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] Emergent Synthesis, Value Creation Models and Towards Service Design2022

    • 著者名/発表者名
      Nariaki Nishino
    • 学会等名
      16th CIRP Conference on Intelligent Computation in Manufacturing Engineering
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 国際学会 / 招待講演

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-08-08  

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