研究課題
基盤研究(B)
「ナノ触媒」の高活性結晶面は表面原子拡散により劣化しやすい。我々は、水熱環境中で促進される溶解―再析出現象を利用し、表面の原子を再配列させ触媒活性の高い結晶面を再生する手法を近年見出した。本研究では、結晶面・元素で異なる溶解再析出速度を実験的に明らかとし、各面の安定化序列を予測・制御する基盤を構築することで、様々な結晶面・組成を有するナノ触媒に対応する普遍的再生プロセス指針を確立する。本研究は、ナノ触媒リサイクル法を創出し、資源循環型社会の構築に貢献するものである。