研究課題
基盤研究(B)
Industry4.0と呼称される計算科学を駆使したものづくりへの転換が急速に進展している。流動する微粉体に液体を添加して粒子同士を液架橋 により凝集させる「造粒」は、幅広い製造業における共通基盤技術であり、造粒においてもIndustrry4.0への転換が切望されている。造粒は複 雑な工程であり、これを計算するためには粉粒体流れと粒子凝集現象の両方に立脚した物理モデルと、それらを融合した計算手法が求められる 。本研究では、この双方向計算を実現し、最終的に「どう作るとどういう粒度の造粒物ができるのか?」を予測する革新的な粉体シミュレーシ ョン技術を開発する。