研究課題
基盤研究(B)
多孔質炭素は吸着材や触媒担体として広く利用されている。これらの用途では材料の形状をマイクロメーターレベルで制御することで、その機能を最大限活用できるようになる。多孔質炭素のマイクロ成型は非常に困難であったが、研究代表者らはテンプレートを光造形方式プリンターで精密に3D印刷できるインクを開発し、ネガ-ポジ反転でマイクロ成型体を効率よく製造可能な技術を確立した。ポジ体を直接印刷することができれば、製造効率を更に向上できるが、現状の3Dプリンターでは直接印刷は困難である。そこで本研究では3Dプリンターの方式を新規に開発し、多孔質炭素に変換可能なマイクロ成型体を直接印刷可能なシステムの構築を目指す。