研究課題
基盤研究(B)
「歪(ひずみ)フォトニック結晶」は、格子点が光の波長程度の周期で規則正しく配列されたフォトニック結晶において、その各格子点の位置や形状を周期配列から緩やかに変位・変形させた、格子歪を有する構造である。格子歪により、平均屈折率が一定の条件下でも光の軌跡を曲げることができる。これは、微分幾何学により、格子歪が光にとっての歪んだ空間を形成し、重力効果を与えると理解できる。本研究は、このような歪フォトニック結晶における重力効果を用いた光操舵を理論・実験により明らかにすることを目的とする研究である。