研究課題/領域番号 |
23K23260
|
補助金の研究課題番号 |
22H01992 (2022-2023)
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分30020:光工学および光量子科学関連
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
中村 友哉 大阪大学, 産業科学研究所, 准教授 (70756709)
|
研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
|
配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2024年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2023年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2022年度: 11,570千円 (直接経費: 8,900千円、間接経費: 2,670千円)
|
キーワード | コンピュテーショナルイメージング |
研究開始時の研究の概要 |
光の解像限界を超える超解像光イメージングは、微細な対象の時空間ダイナミクスの観察が必要であるライフサイエンスにおいて重要である。本研究では、計測後の演算処理を前提に多層符号化光学系を最適化するアプローチに基づき、新しい超解像イメージングの手法を開発する。符号化光学系自体はこれまでにも研究されているが、それを多層化したときイメージング性能がどのように改善するか、また、それにより超解像を実現できるかを検証する。
|
研究実績の概要 |
空間情報最大化顕微鏡のための多段符号化光学系について,これまでに振幅変調に基づく光学設計を数値シミュレーションで評価し,それにより明らかになった有効性を実際の光学系を用いて検証した.リソグラフィーにより物理的な振幅変調素子を実装し,レンズレス符号化光学系においてこれを多層配置した場合,単相配置の場合と比較して観測行列の条件数が抑制されることを確認した.さらに,その結果として再構成処理のノイズ耐性が向上することを確認した.成果を国際会議で発表するとともに,論文をプレプリントサーバに公開した.
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
提案手法の一形態について光学実験による原理実証を完了した.
|
今後の研究の推進方策 |
今後は,より光利用効率の高い位相変調光学系による原理実証を目指す.さらに,符号パターンの最適化設計に取り組む.
|