研究課題
基盤研究(B)
生命・非生命を問わず自然界の開放系自己組織化機構を閉鎖系研究から追究することは本質的誤りを導く一因になり得ることは確実である。この問題点を解決するには、「閉鎖系には閉鎖系、開放系には開放系」という非常に単純な本質に立ち返るだけで良い。すなわち、生命・非生命を問わず自然界の非平衡自己組織化に関する研究を行う上では、閉鎖系(流束=0)に依存した現在の研究手法から「流束を選択律とした自己組織化の学理」へとシフトさせる必要性があり、この点こそが本研究の学術的な「問い」であり本研究の目指すところである。