研究課題
基盤研究(B)
オキサポルフィリンとbile pigmentsと称されるオリゴピロール類縁体は、ヘムの代謝過程への関心から生合成経路の研究は盛んに行われているが、その合成・物性化学はほとんど未開拓である。研究代表者は反芳香族性などの観点から、オキサポルフィリン類縁体の合成・物性化学が、ポルフィリンの化学に匹敵するほど豊富であり、構造有機化学の発展性と応用物性の潜在性の高さから、基盤研究領域となり得ることを確信している。本研究ではbile pigmentsからオキサポルフィリンへの変換を鍵反応に用いて、種々のオキサポルフィリン類縁体の合成と集合体の構築に挑戦し、物性化学の開拓と機能応用を展開する。