研究課題
基盤研究(B)
ゴム材料にとって最も重要な「加硫」に関して新たなゴム科学の学理を構築する。つまり、加硫試薬が三次網目形成だけでなく、ゴム網目の不均一構造を制御する働きがあることに基づいて「加硫による網目制御と物性制御の確立」に挑戦する。そして、1970年代に成熟して技術のプラトー領域に入り、その後大きな技術革新が生まれなかった加硫技術のパラダイムシフトに有用な知見を得る。成果は地球環境維持に役立つ材料科学の進歩につながると期待される。