研究課題
基盤研究(B)
現在、最速の情報伝送が可能な光を用いて、電子スピンの情報を変換するスピンフォトニクスが注目を集めている。電子スピンは電荷よりも遥かに小さいエネルギーで情報を保持することが特徴である。研究代表者は、フレキシブルなスピンフォトニクスデバイスの基盤として、光によるスピン情報の入力を可能にする液晶材料の開発を進めている。本研究では、研究代表者が提唱する遍歴分子仮説に基づいて、液晶性の有機ラジカル化合物の設計を行い、光による室温付近での磁気秩序化を実現する。