研究課題
基盤研究(B)
本研究課題で用いる“固体電解質(SE)”という言葉は、「Liイオン(Li+)が伝導する固体の無機化合物」を指す。本研究では、Li金属とSEから成る固固界面の「Li = Li+ + e- の反応のエネルギー障壁の高さ」、「界面の親和性」、「SEの耐還元性」の三つの性質の相関を原子・分子スケールの視点から理解する。実験には、Li2S-P2S5系ガラス電解質、アルジロダイト型Li6PS5ClなどのSEを用い、Li金属との界面に対し、高真空下での接触角測定などを行う。最終的に、Li金属とSEの界面の特徴を記述できる指標・変数を見出し、a priori な(経験に先立つ)界面設計の指針を構築する。