研究課題/領域番号 |
23K23486
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補助金の研究課題番号 |
22H02219 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分37030:ケミカルバイオロジー関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
木村 康明 名古屋大学, 理学研究科, 准教授 (80769977)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2025年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | ジスルフィド / 核酸医薬 / デリバリー / アンチセンス核酸 / siRNA / オリゴ核酸医薬 / デリバリー法 / mRNA / 細胞膜透過性 |
研究開始時の研究の概要 |
細胞内の標的mRNAの分解を誘発することによって疾病治療を行うオリゴ核酸医薬の開発が盛んに行われているが、オリゴ核酸分子を効率的に細胞内に送達する手法について様々な課題がある。 本研究ではジスルフィド構造に基づき、その送達効率の向上と送達の分子メカニズムの解明に取り組み、高活性な核酸医薬創出の基盤を構築する。
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研究実績の概要 |
アンチセンス核酸やsiRNAは標的mRNAの発現を抑制する遺伝子治療薬として有望であるが、その細胞内へのデリバリー法に関して課題がある。有用な手法としてLNPなどの高分子キャリアや、リガンドコンジュゲート法などが存在するが、細胞質への到達効率や細胞毒性等の観点から課題が残り、オリゴ核酸に適した新規のデリバリー技術の開発が重要である。こうした背景を踏まえ本研究ではジスルフィド構造をオリゴ核酸の末端に導入することで、その細胞内取り込みを促進する手法を開発する。 今年度の研究では、昨年度の検討で見出した有望なジスルフィドユニットの構造を基盤として、オリゴ核酸への導入パターンについて種々検討を行った。その中から、活性向上に重要な修飾構造を見出した。また、オリゴ核酸の細胞内デリバリー法と並んで重要になるメカニズムベースの高活性化に関しても検討も行い、活性向上に資する新規遺伝子発現抑制能を有するオリゴ核酸の分子デザインを同定した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ジスルフィド導入核酸について活性向上に有効な分子構造、およびオリゴ核酸医薬の活性機能向上に資する分子デザインの同定に至っているため。
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今後の研究の推進方策 |
これまでの基礎検討を踏まえて、オリゴ核酸医薬の活性向上に資する分子デザインの集約化を行い、vivo系においても高い活性を示すオリゴ核酸構造の探索を行う。
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