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トマト黄化えそウイルスの複製における宿主膜輸送システムの機能解明

研究課題

研究課題/領域番号 23K23616
補助金の研究課題番号 22H02351 (2022-2023)
研究種目

基盤研究(B)

配分区分基金 (2024)
補助金 (2022-2023)
応募区分一般
審査区分 小区分39040:植物保護科学関連
研究機関国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構

研究代表者

石橋 和大  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 生物機能利用研究部門, 上級研究員 (20611742)

研究期間 (年度) 2022-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2024年度)
配分額 *注記
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2024年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2023年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2022年度: 7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
キーワードトマト黄化えそウイルス / マイナス鎖RNAウイルス / ブニヤウイルス / 出芽酵母 / ESCRT
研究開始時の研究の概要

継続課題のため、記入しない。

研究実績の概要

前年に引き続き、TSWVの複製が低下するエンドソーム輸送選別複合体(ESCRT)関連出芽酵母変異株のうち、特に複製低下が著しい5種(vps36, bro1, doa4, snf7, vps4)について重点的に解析を行った。二分子蛍光補完(BiFC)法により、リボヌクレオタンパク質複合体(RNP)の形成が正常に起きていないことが推察されたbro1, doa4, snf7各変異株において、免疫沈降法によりTSWV NおよびLタンパク質と結合するレプリコンRNAを定量したところ、いずれも著しく低下していたことから、当該変異株ではRNPが形成されていないことが裏付けられた。また、BiFC法によりSNF7とNの相互作用および、BRO1とNのL依存的な相互作用が検出された。さらに一部の変異株ではNの局在が変化すること、一部の宿主因子はTSWVの複製時に局在が変化することを見出した。したがって、TSWVの複製関連タンパク質とESCRT関連因子は相互に影響しあって細胞内の適切な場所に局在し、RNPの形成に至るものと考えられた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

宿主ESCRT関連因子のTSWV複製における役割について徐々に明らかにすることができており、未だ不明な点が多いマイナス鎖RNAウイルスのRNP形成機構の解明にもつながる成果としてさらなる進展が期待できる。

今後の研究の推進方策

大きな課題として、これまでモデル宿主である出芽酵母で明らかにしてきた現象が、自然宿主の植物でも見られるかということが挙げられる。これを検証するため、まずは植物でESCRT関連因子の発現を抑制したときにTSWVの増殖が影響を受けるかを調べる予定である。

報告書

(2件)
  • 2023 実績報告書
  • 2022 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2024 2023 2022

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] 出芽酵母複製系を用いたトマト黄化えそウイルスのRNP形成における宿主ESCRT複合体の機能解析2024

    • 著者名/発表者名
      渡邊希香、横山英子、石橋和大
    • 学会等名
      令和6年度 日本植物病理学会大会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 出芽酵母複製系を用いたトマト黄化えそウイルス(ブニヤウイルス目トスポウイルス科)の複製における宿主ESCRT複合体の機能解析2023

    • 著者名/発表者名
      渡邊希香、横山英子、石橋和大
    • 学会等名
      第70回日本ウイルス学会学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] 出芽酵母複製系におけるトマト黄化えそウイルスの複製への宿主ESCRT複合体の関与2023

    • 著者名/発表者名
      渡邊希香、山溝千尋、横山英子、石橋和大
    • 学会等名
      令和5年度日本植物病理学会大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] トマト黄化えそウイルスの複製への宿主ESCRT複合体の関与2022

    • 著者名/発表者名
      渡邊希香、山溝千尋、横山英子、石橋和大
    • 学会等名
      第56回植物感染生理談話会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2022-04-19   更新日: 2024-12-25  

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