| 研究課題/領域番号 |
23K23686
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| 補助金の研究課題番号 |
22H02421 (2022-2023)
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| 研究種目 |
基盤研究(B)
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| 配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分40030:水圏生産科学関連
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| 研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
冨山 毅 広島大学, 統合生命科学研究科(生), 教授 (20576897)
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| 研究分担者 |
米田 道夫 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水産技術研究所(廿日市), 主任研究員 (30450787)
栗田 豊 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水産資源研究所(横浜), 主任研究員 (40371801)
海野 徹也 広島大学, 統合生命科学研究科(生), 教授 (70232890)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2026-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2025年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2024年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2023年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2022年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
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| キーワード | 餌料環境 / 温暖化 / 繁殖投資量 / イカナゴ / マコガレイ / 沿岸性魚類 / カレイ科魚類 |
| 研究開始時の研究の概要 |
地球温暖化に伴う海洋環境の変化により水産資源の再生産への影響が懸念されている。本研究ではイカナゴとマコガレイを対象とし、「温度-サイズ則(高水温では成熟サイズが小型化する)」を基盤とした親魚の繁殖投資量(卵サイズ×総産卵数)の水温応答を解明する。餌料環境も親魚の栄養状態を通じて繁殖投資量に影響することから、「餌料環境によって繁殖投資量の水温応答が劇的に変化する」との仮説を立て、近年、水温上昇や餌料環境の悪化が懸念されている瀬戸内海と仙台湾を対象海域として、繁殖投資量の長期的変化の解明、屋内実験を通じて魚種・海域横断的にこの仮説を検証する。
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| 研究実績の概要 |
瀬戸内海や仙台湾では水温上昇に加えて一部の魚種の餌料環境が悪化しており、再生産特性に負の影響を及ぼしていることが懸念されている。本研究では、イカナゴ、マコガレイを対象として、水温と餌料環境が繁殖投資量(卵サイズ×総産卵数)に及ぼす複合的な影響を評価することを目的とした。瀬戸内海におけるイカナゴ資源の状況から、イカナゴの標本収集は実施せず、餌料条件が栄養状態と夏眠に及ぼす影響を検討した。低給餌条件で飼育したイカナゴは夏眠開始が遅れるだけでなく、エネルギー蓄積が低く代謝量が大きいことで高水温下では夏眠中のエネルギー消耗が大きいことが示唆された。このことから、イカナゴで繁殖投資量の顕著な減少が生じている可能性が考えられた。仙台湾・常磐海域のマコガレイにおいては、肥満度の低下だけでなく、産卵量の顕著な減少が示唆された。また、マコガレイの年齢と体サイズの関係における経時変化を検討したが、震災の前後ではほとんど変化がみられていないことが明らかとなった。今後、近年の栄養状態が低下した個体での年齢と体サイズの関係について比較検討を行う予定である。そのほか、瀬戸内海におけるマダイやブリを対象として、摂食状況や栄養状態について検討した。瀬戸内海の東西で両魚種の肥満度には種内変異がみられ、マダイでは瀬戸内海東部で、ブリでは瀬戸内海西部で栄養状態が良好である可能性が示唆された。肥満度の低い海域では、過近年にそのようになったのか以前から肥満度が低かったのか検証する必要がある。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
2: おおむね順調に進展している
理由
イカナゴにおいて餌料条件が悪化することで高水温によるイカナゴの繁殖投資量への影響が増大することを確認することができた。このことは、再生産モデルを構築する上で大きな進展をもたらすものと考えられる。仙台湾周辺のマコガレイについても、予定どおりに標本を収集し、肥満度や繁殖投資量が過去に比べて顕著に低下しているデータを得ることができた。最終年度のとりまとめに向けて概ね順調に推移していると判断される。
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| 今後の研究の推進方策 |
引き続き標本収集、データ解析等を実施する。マコガレイの標本収集についてはこれまでのデータを補完するものとして小規模で実施する。イカナゴの飼育実験をベースとした再生産モデルの構築を進め、水温と餌料条件によってイカナゴの繁殖投資量がどのように応答するかを示す予定である。そのほか、これまで収集した情報を整理し、最終年度のとりまとめを進める。
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