研究課題/領域番号 |
23K23706
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補助金の研究課題番号 |
22H02441 (2022-2023)
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 (2024) 補助金 (2022-2023) |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41010:食料農業経済関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
山本 康貴 北海道大学, 農学研究院, 教授 (90191452)
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研究分担者 |
合崎 英男 北海道大学, 農学研究院, 准教授 (00343765)
近藤 功庸 旭川市立大学, 経済学部, 教授 (20305874)
増田 清敬 滋賀県立大学, 環境科学部, 准教授 (20512768)
近藤 巧 北海道大学, 農学研究院, 教授 (40178413)
赤堀 弘和 北海道大学, 農学研究院, 助教 (40803268)
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研究期間 (年度) |
2022-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)
2024年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2022年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | 環境分析 |
研究開始時の研究の概要 |
食品生産過程の自然環境影響(温室効果ガスなど)を指標化することで、自然環境に優しい自然エコ食品などが広く販売されるようになってきた。さらに近年、途上国等に見られる生産作業における児童労働の利用、劣悪な衛生・労働環境で、基本的人権も欠如した社会環境下での生産作業など、社会環境を悪化させる方法で生産された食品を多く購入することは、食品生産現場における社会環境をより悪化させる点も認識されるようになってきた。本研究では、こうした社会環境に優しい社会エコ食品の創造に向けた基盤形成に資するために、食品生産過程における社会環境影響評価の手法開発を試みる。
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研究実績の概要 |
食品生産過程の自然環境影響(温室効果ガスなど)を指標化することで、自然環境に優しい自然エコ食品などが広く販売されるようになってきた。さらに近年、途上国等に見られる生産作業における児童労働の利用、劣悪な衛生・労働環境で、基本的人権も欠如した社会環境下での生産作業など、社会環境を悪化させる方法で生産された食品を多く購入することは、食品生産現場における社会環境をより悪化させる点も認識されるようになってきた。こうした社会環境に優しい社会エコ食品の創造に向けた基盤形成に資するために、食品生産過程の社会環境への影響を定量評価する新たな手法を開発することが、本研究の目的である。本研究では、食品生産過程の社会環境への影響を定量評価する手法開発を、以下の手順で進める。第1に、農場段階の食品生産過程における社会環境への影響に焦点をあてる。具体的には、農場段階における社会環境のデータベースを構築し、農場段階における社会環境への影響を定量評価する手法開発を試みる。第2に、加工・流通段階の食品生産過程における社会環境への影響に焦点をあてる。具体的には、加工・流通段階のデータベースを構築、加工・流通段階における社会環境への影響を定量評価する手法開発を試み、最後に研究全体を総括する。 本年度は、農場段階における社会環境のデータベース構築と社会環境への影響を定量評価する手法開発を試みた。具体的には、農場段階における社会環境のデータベース構築と社会環境への影響を定量評価に関連する国内外の学術論文・文献を、電子ジャーナルなどを利用してサーベイし、学会参加なども通じて関連する最新の研究情報を入手した。農場段階におけるコメにおける社会環境のデータベース構築の作業をすすめ、右データベースを利用した社会フットプリント(SF)指標を設定し、日本のコメ生産における社会環境影響を試算した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究1年目の令和4年度は、当初の研究計画より、やや遅れている。具体的には、コロナ禍の悪影響で、現地との連絡調整も順調に進まなかったことなどから、各国での実態調査が予定通り、実施できなかった。このため、現在までの達成度を「やや遅れている」と判断した。農場段階における社会環境のデータベース構築と社会環境への影響を定量評価に関連する国内外の学術論文・文献を、電子ジャーナルなどを利用してサーベイし、オーストララシア農業経済・資源経済学会やアジア農業経済学会などの学会参加も通じて、最新研究も含め先行研究をサーベイした。世界の社会環境データをGlobal Trade Analysis Project (GTAP)モデルの産業分類で掲載したSocial Hotspot Data Base(SHDB)を入手し、これを利用して農場段階におけるコメにおける社会環境のデータベース構築の作業をすすめることができた。右データベースを利用した社会フットプリント(SF)指標を設定し、日本のコメ生産における社会環境影響を試算できた。
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今後の研究の推進方策 |
研究2年目の次年度は、加工・流通段階における社会環境のデータベース構築と社会環境影響評価の手法に関連る研究サーベイを実施したうえで、加工・流通段階における社会環境のデータベース構築と社会環境への影響を定量評価する手法開発を試みる。具体的には、まず、加工・流通段階における社会環境のデータベース構築と社会環境影響評価に関して、電子ジャーナルなども活用しつつ、関連学術論文・文献資料の検索整理をする共に、関連学会の参加などを通じて、既存研究をサーベイし、分析実施にかかる論点整理を行う。以上の論点整理を踏まえ、加工・流通段階における社会環境のデータベース構築と社会環境影響評価に関して、現地調査の実施、またアンケート調査分析なども含めたモデル分析により解明する。本年度の研究成果を取りまとめ、国内外の学会で発表すると共に、本年度分の研究実績報告書をとりまとめる計画である。
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