研究課題
基盤研究(B)
頭骨形態の変異には気候適応と咀嚼機能の両面が主たる要因と考えられている。まずは、世界集団の頭骨形態の変異が、こうした主たる外的要因とどう関連しているのかを、高精度3次元メッシュデータの相同モデル解析という最先端手法を用いて検証する。そのうえで先史狩猟民と新石器時代農耕民が、どのような気候環境のもとで、それぞれの頭骨形態にいたったかを復元し、両者の移住ルートや起源地ならびに混血置換の過程を解明する。