研究課題
基盤研究(B)
細胞分裂期に分泌が停止することは80年代から知られていたが、その生理的意義は不明である。代表者は、細胞分裂期にTANGO1のリン酸化が亢進することで、小胞体からの分泌小胞形成部位であるERESの崩壊と小胞体からの分泌停止を引き起こすことを見出した。この解析の過程で、細胞分裂期においてもERESが崩壊しない、非リン酸化TANGO1変異体を単離した。本研究では、同変異体を発現する細胞、あるいは個体の表現型を精査することで細胞分裂期のERESの崩壊・再形成の生理的意義を明らかにする。