研究課題
基盤研究(B)
エクソソームは、タンパク質や脂質などを内包する直径30~100 nmの細胞外小胞であり、それを供給する細胞と受け取る細胞との間で情報伝達(臓器間/細胞間コミュニケーション)の仲介役として働く。エクソソーム内包物が、受け取る側の細胞機能に影響を及ぼし、神経変性疾患などの要因となることが示唆されており、エクソソーム関連因子を標的とした創薬への期待が高まっている。本研究では、超高輝度光イメージングと質量顕微鏡による生体分子イメージングを用いて、細胞レベルと個体レベルでUBL3関連分子の空間的挙動の解明を目指す。将来のUBL3-エクソソーム経路を標的とした薬剤開発に発展させていきたい。