研究課題
基盤研究(B)
キンギョはフナを原種とする観賞魚でありデメキンやランチュウをはじめとした80系統以上の遺伝的に確立された品種が存在する。これら多様な表現型はヒト遺伝性疾患と共通するものも多い。私たちは、その分子機構の解明を目指し、これまでにキンギョ全ゲノム解読を完了しゲノムワイド関連解析(GWAS)により表現型の原因となる遺伝子群の同定を進めている。これまでに見出した視覚関連疾患と骨形成関連疾患に関連する遺伝子変異の同定をゲノム解析により行い、ヒト疾患の発症機構の解明に繋げる。原因となるメカニズムを明らかにし基礎医学の分野に貢献するとともに、新たなヒト疾患モデル動物としてのキンギョの研究基盤の確立を行う。