研究課題
基盤研究(B)
生体の恒常性維持のためにはタンパク質や核酸、脂質などの生体高分子が、合成されるとともに適切に分解される必要がある。脂質分解機構の理解は、生活習慣病や関連する認知症、など様々な疾患の解明と予防・治療法開発のために極めて重要である。細胞内分解においてリソソームは主要な場の一つであるが、リソソームへの基質の輸送機構については不明な点が多く残されている。我々は、リソソームにおける脂肪滴の新たな分解経路、ミクロリポファジーの解明に着手した。本研究では、哺乳類におけるミクロオートファジーの分子機構と生理・病態生理的役割の解明について遂行する。